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ナガイレーベン Research Memo(8):配当性向50%を目標に安定配当を行う方針

2015/4/28 19:34 FISCO
*19:35JST ナガイレーベン Research Memo(8):配当性向50%を目標に安定配当を行う方針 ■株主還元策 ナガイレーベン<7447>の自己資本比率は89.6%(2015年8月期第2四半期)に達しており、財務は安定している。さらに、同社の業態から考えると利益が急速に悪化する可能性は低く、収益の安定が続くと見込まれる。この結果、社外への配分(主に配当金)が少ないと毎年留保された利益が自己資本に積み上がっていくことになるため、株主資本利益率(ROE)が低下していく、つまり資本効率が低下することになる。しかし同社では以下のように積極的に株主還元を行っており、これによって高いROE(9.5%、2014年8月期実績)を維持している。 同社は安定配当を行う方針を示しており、配当性向50%(単体ベース)を目標に掲げているが、この配当性向50%という水準は多くの上場企業のなかでも高いほうである。また自己株式の取得も臨機応変に行ってきた。最近では2015年1月に公開買付けによる自社株買い(1株当たり1,500円、買付け代金1,500百万円)を行った。この結果、予想どおり今期50円の年間配当が行われると、自社株買いと合わせた社外配分額合計は約3,100百万円となり、予想の当期利益に対する総還元性向は97.2%となる。ちなみに2001年8月期から2014年8月期までの同社の配当総額、自社株買い、配当性向、総還元性向の推移は、配当総額及び配当性向が2001年8月期の475百万円、27.4%から2014年8月期には1,712百万円、54.4%と大きく改善している。このように同社は、株主還元や資本効率維持に対しての意識は高く、この点も大いに評価してよいだろう。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇) 《FA》
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