株～企業情報・おすすめ銘柄

*11:33JST 注目銘柄ダイジェスト（前場）：関西電力、日揮、清水建設など 関西電力<9503>：1168円（前日比+2.5円） 年初来高値更新。前日、福井地裁が高浜3・4号機の運転差し止め仮処分を決定と伝わっている。前日も急落後は下げ渋る形となったが本日も底堅い展開。原発の再稼働時期に対する不透明感は強まる状況だが、こうした可能性はある程度織り込まれていたほか、電気料金の値上げにより今期の黒字化見通しには変化がないと言った見方も。JPモルガン（JPM）では目先の不透明要因解消として、投資判断を「オーバーウェイト」に格上げしている。 日揮<1963>：2300.5円（同-128.5円） 急反落。前日に業績予想を下方修正、前期営業利益は従来予想の540億円から290億円に減額している。カタールの大型ガス処理プラント案件における、完工延期に伴う売上高減少や建設工事費用増加による採算悪化などが業績下振れの背景に。下振れ懸念はあったものの、想定以上の減額幅といった見方で失望売りが優勢となっている。また、配当性向目標に従って、期末配当金も前回予想の41.5円から21円に引き下げ。 清水建設<1803>：862円（同+24円） しっかり。SMBC日興では投資判断を「2」から「1」に格上げ、目標株価も970円から1030円にまで引き上げている。19年3月期営業利益は1000億円と94年3月期以来の水準に達すると予想している。また、建築分野の施工余力が相対的に残り、事業環境改善の恩恵を享受できることなども評価としている。今後3年程度、建築市場が拡大する想定下でのトップピックと位置付けているもよう。 サイバーＳ<3810>：858円（同+150円） ストップ高。ジェンコ及びエクスアーツジャパンと、スマートデバイス向けゲームアプリの共同開発・運営に関する業務提携について合意したと発表している。ジェンコ社は、アニメビジネスをトータルにコーディネイトするプロデュースカンパニーとしてサービスを展開。また、エクスアーツ社は、アニメーション・アキバ系・ヴィジュアル系をはじめとする日本特有のコンテンツを世界へ輩出するサービスでノウハウを蓄積してきたという。 アルバイトタイ<2341>：316円（同+24円） 3日続伸。70万株、2.5億円を上限に自己株式取得を実施すると発表している。発行済株式総数（自己株式を除く）の2.46％に相当する。期間は15年4月15日から6月30日まで。需給面での支援材料となり、好感した買いが向かっている。なお、同時に発表した15年2月期決算は、営業利益が前期比8.0％増の9.54億円で着地。16年2月期については、営業利益が同4.8％増の10.00億円の見通しとしている。 モルフォ<3653>：12700円（同+770円） 3日続伸。1株につき3株の割合で株式分割を実施すると発表している。基準日は4月30日。本日は買いが先行し、株価は一時13130円まで上昇。連日で上場来高値を更新している。ただ、買い一巡後は直近の大幅上昇による過熱感から利益確定売りも広がっているようだ。 ファンドクリＧ<3266>：327円（同+7円） 反発。15年1-3月期決算を発表している。営業利益は1.01億円（前年同期は0.09億円）で着地した。セグメント別では、インベストメントバンク事業の営業利益が前年同期比2.6倍の1.61億円に伸長。不動産投資等部門で太陽光発電設備等の売却を中心に4.78億円の売上を計上した。全社営業利益の15年11月期計画2.85億円に対する進捗率は約35％と順調で、ポジティブ視した買いが向かっている。 ロックオン<3690>：2920円（同+269円） 大幅反発。1株につき2株の割合で株式分割を実施すると発表している。基準日は5月31日（実質基準日は5月29日）。株価は2500円割れ水準で下げ止まり感が意識されつつあったが、本日は株式分割による流動性向上などをポジティブ視した買いが先行し、25日線を上振れする展開となっている。 《KO》