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3Dマトリックス Research Memo(4):業績見通しを大幅下方修正、契約締結は来期にズレ込む見通し

2015/4/9 9:28 FISCO
*09:32JST 3Dマトリックス Research Memo(4):業績見通しを大幅下方修正、契約締結は来期にズレ込む見通し ■業績動向 (3)2015年4月期業績見通し スリー・ディー・マトリックス<7777>の2015年4月期の業績見通しは、売上高が期初予想の10,418百万円から51百万円に、営業利益は4,483百万円から1,984百万円の損失へと大幅下方修正された。主因は、国内で見込んでいた止血材のマイルストーン収益や製品販売収入が、承認申請の取り下げによって見込めなくなったこと、また、欧州市場での販売契約金及び製品販売収入も、契約候補企業との交渉が長引いており、締結時期が2016年4月期にズレ込む見通しとなったため。 契約交渉については、現在も欧米の複数の企業と交渉中であり、契約に向けたデューデリジェンスを経て、条件交渉等の段階より契約の締結までに時間を要している案件や、条件面でより交渉が必要な案件があるという。前者においては、欧州医療施設で企業の担当者立ち合いの下、臨床使用が実施されており、当該企業の開発部門におけるデューデリジェンスは通過し、条件交渉などもほぼ終わっているものの、当該企業内において販売部門との社内調整に時間を要しているという。 欧州市場での契約が進まないことや、国内での申請取り下げによって、止血材の性能そのものに懐疑的となる見方が増えているが、製品の性能については前述したとおり、欧州での臨床使用の評価が高かったこと、また、候補企業のデューデリジェンスも通過していることから、問題はないものと弊社ではみている。実際、2月末から欧州の医療施設を皮切りに、複数の病院へ納入が始まることが、その証左と言えよう。同社では来期にはホールセラー経由も含めて、100ヶ所の医療施設への直販を開始する予定としている。 また、中南米市場においては、ブラジル、メキシコで止血材の製品登録申請を早々に行い、販売提携先の探索を行いながら、来期末までに販売を開始する予定となっている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《FA》
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時価総額 11,017百万円
自己組織化ペプチド技術を用いた医療製品を開発する。外科領域、組織再生領域、ドラッグ・デリバリー・システム領域で事業展開。消化器内視鏡領域の止血材はドイツで販売好調。24.4期3Qは大幅増収、損益改善。 記:2024/04/16