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ホットリンク Research Memo(7):国内外での成長を推進し、売上高100億円の早期達成を目指す

2015/4/7 18:11 FISCO
*18:11JST ホットリンク Research Memo(7):国内外での成長を推進し、売上高100億円の早期達成を目指す ■成長戦略 ホットリンク<3680>は「BigData×Social×Cloud」を事業コンセプトとして、様々な市場領域において、ソーシャルメディアの「データ」及び「分析エンジン」を提供していくことで、成長を進めていく戦略だ。特に、今回Socialgistを子会社化したことで、国内だけでなく、海外市場の成長も取り込めることになった意義は大きい。 ソーシャル・ビッグデータの流通構造はレイヤーごとに、データ保有プレイヤー、データ流通プレイヤー、データ活用プレイヤーの3つに大別されるが、同社やSocialgistはこのうち、データ流通プレイヤーに属している。ソーシャルメディアデータの販売権を持ち、これらデータを保有するプレイヤー(Twitter、2ちゃんねるなど)と、データを利活用するプレイヤー(顧客企業)を橋渡しする役割を担っている。グローバル市場の動きを見ると、データ保有プレイヤーがこうした流通プレイヤーを子会社化する動きがここ1~2年の動きであり、流通プレイヤーの市場における価値は高まっているとみることができる。 こうした市場環境のなかにおいて、同社はSocialgistの買収効果について、以下の3点を挙げている。 ・グローバルなソーシャル・ビッグデータ業界において、データ流通プレイヤーとしてのキーポジションを獲得 ・グローバル市場において、同社と同規模の業容と成長の可能性を持つ事業・サービス・顧客基盤を獲得 ・大手グローバル企業と対等にビジネス構築ができるグローバル人材の獲得 また、Socialgistの持つデータストリーミング技術と、同社のデータ分析技術を融合することで、高度な分析サービスの開発も今後進めていく予定となっている。 一方、国内市場においては、「ビッグデータ」関連市場が年率37.5%成長(2012~17年)と高い成長が見込まれているほか、SNSの利用率が全人口の6割を超える水準まで高まるなど、ソーシャルメディア分析の重要性は年々高まっており、同社にとって追い風が続くとみられる。 市場領域も、消費財メーカーだけでなく、政治、報道、金融、行政などあらゆる領域で、今後の需要拡大が見込まれている。2014年においては、ソーシャルメディア分析が普及していくうえでの過渡期となるなかで、成長が一旦鈍化した格好となったが、前述したように利便性の高いツールの提供によって、解約率が低減していくほか、新サービスの開発も進めていくことで市場領域を拡大し、成長を加速化していく戦略だ。また、市場開拓を進めるうえでの事業提携も引き続き積極的に行っていく。 中長期的にはこうした国内外での成長を推進していくことで、売上高10,000百万円の早期達成を目指していく考えだ。収益性に関しては、ストック型ビジネスであるクラウドサービス事業が主力となるため、比較的安定した収益性を確保することは容易とみられる。主な変動費はデータ購入費用のみであり、売上げに占める比率は10%程度と低いこと、固定費は人件費(売上比率で33~35%)が最も大きく、国内事業の人員増ペースは年間数名程度となり、人件費比率も今後は緩やかに低下していくことが見込まれることなどから、売上げの拡大に伴って収益性も着実に向上していくものと予想される。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《FA》
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SNS広告・SNS運用コンサルやSNSデータアクセス権の販売等を行うソーシャルメディアマーケティング支援事業、Web3関連事業を展開。SNS広告・SNS運用コンサルは順調。DaaS事業は新規開拓等で堅調。 記:2024/06/24