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*18:48JST SDエンター Research Memo（8）：株主優待は健康コーポレーションの商品も加わり選択肢に幅 ■株主還元 SDエンターテイメント<4650>の株主還元策は、配当金を基本としつつ、消費者向け事業を行っている点を活かして、株主優待を組み合わせたものとなっている。2015年3月期末の予想配当金は、現時点では11.6円（普通配5.8円、記念配5.8円）とされており、従来からの予想値に変更はない。同社の配当方針は業績連動型であり、配当性向10%を基本に、内部留保や有利子負債残高、利益剰余金などを総合的に勘案して配当性向50%を上限とするものだ。今期予想1株当たり利益が58.91円であるから、普通配と記念配の合計の配当性向は20%ということになる。 また、株主優待は、最低取引単位である100株の保有から権利が得られるほか、2015年9月末からは1,000株以上の保有者向けの枠を新設する。権利確定は従来から年2回（3月末、9月末）で、株主優待を得られやすくなっている。内容も、今までの施設利用券に加えて健康コーポレーションの商品が加えられて、選択肢の幅が広がり、北海道外在住の投資家には利便性が増している。 同社は2015年3月31日付で株式分割（1株→2株）を行うことを発表した。株式分割後は、現状の株価をベースに試算すると、最低投資単位（100株）の必要金額が約7万円となり、個人投資家にとっては一段と買いやすくなる。これは同社が目指す「お客様ファン株主づくり」に沿った施策と言える。 （執筆：フィスコ客員アナリスト　浅川　裕之） 《FA》