マーケット
10/4 15:15
38,635.62
+83.56
42,011.59
-184.93
暗号資産
FISCO BTC Index
10/5 6:14:44
9,277,454
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

テラ Research Memo(13):「バクセル」の薬事承認取得で創薬ベンチャーとしての評価余地

2015/3/25 17:24 FISCO
*17:28JST テラ Research Memo(13):「バクセル」の薬事承認取得で創薬ベンチャーとしての評価余地 ■同業他社比較 テラ<2191>とほぼ同規模の売上高と経営状況にあるバイオベンチャー3社と、株価指標の比較を行った。いずれも、今期予想利益は赤字の企業ではあるが、時価総額においてオンコセラピー<4564>とJ-TEC<7774>が500億円超の評価がなされているのに対して、同社及びメディネット<2370>は200億円強の水準と評価額に開きがある。バイオベンチャーの株価指標としてPERは使えないため、PSR(時価総額÷売上高)で比較してみると、その差はさらに明確となっている。 これはテラとメディネットが、がん免疫細胞療法を主軸とする事業展開で似通っており、細胞受託加工サービス企業としての評価にとどまっていることが一因と考えられる。一方、オンコセラピーはがん治療ワクチンの創薬ベンチャーとして、またJ-TECは再生医療の先進的企業で、富士フィルム<4901>が子会社化したことも、評価が高い要因になっているとみられる。 こうしたなかで、テラに関しては今後、「バクセル(R)」の薬事承認取得により医薬品事業の収益が拡大してくれば、創薬ベンチャーとして評価余地が出てくるものと思われる。現在、同社の「バクセル(R)」は170〜230万円程度の治療費となっており、また、膵臓がんの患者を対象に「バクセル(R)」と化学療法を併用した場合、約半年の延命効果があったとの論文発表※もなされていることなどから、薬事承認取得後も需要は一層、拡大していくものと予想される。 ※2014年4月にがんの専門誌「Cancer Immunology, Immunotherapy」に信州大学医学部付属病院、長崎大学病院、セレンクリニックグループ共同研究による論文が発表された。症例数は255件。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《FA》
関連銘柄 5件
2191 東証スタンダード
2
8/22 15:00
-2(-50%)
時価総額 51百万円
樹状細胞ワクチン療法を中心とした癌治療技術を医療機関に提供。医薬品事業、新型コロナ迅速抗体検査キットの販売等も手掛ける。特定細胞加工物の受託製造事業の営業強化。減損損失剥落。22.12期1Qは損益改善。 記:2022/05/27
2370 東証グロース
44
10/4 15:00
±0(0%)
時価総額 11,066百万円
体細胞や体性幹細胞など特定細胞加工物製造受託、免疫細胞治療用細胞加工受託、再生医療等製品・治験製品の製造受託等を手掛ける。再生医療等製品事業は開発加速で早期の収益化図る。特定細胞加工物の受託拡大に注力。 記:2024/08/02
38
10/4 15:00
±0(0%)
時価総額 9,095百万円
がん分子標的治療薬の開発に適した標的遺伝子を同定し、創薬研究や開発を行う。遺伝子解析サービス等も。全世界で290件超の特許を取得。NIBIOHNとがん抑制因子活性化創薬に関する共同研究契約を締結。 記:2024/04/29
3,735
10/4 15:00
+9(0.24%)
時価総額 4,645,881百万円
富士フイルムを中核とする持株会社。メディカルシステムや電子材料、オフィスソリューション、デジカメを手掛ける。医用画像情報システムで世界トップシェア。配当性向30%目安。27.3期営業利益3600億円目標。 記:2024/07/08
526
10/4 15:00
+9(1.74%)
時価総額 21,361百万円
帝人傘下の再生医療ベンチャー。愛知県蒲郡市に本社。自家培養表皮ジェイス等の再生医療製品事業、再生医療受託事業、研究開発支援事業を手掛ける。自家培養軟骨ジャックは製造体制の強化に向けた準備を進める。 記:2024/08/22