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テラ Research Memo(6):細胞医療事業の症例数増加、新規事業の売上貢献で増収を見込む

2015/3/25 16:53 FISCO
*16:56JST テラ Research Memo(6):細胞医療事業の症例数増加、新規事業の売上貢献で増収を見込む ■決算動向 (2)2015年12月期見通し テラ<2191>の2015年12月期の連結業績は、売上高が2014年12月期比19.1%増の2,221百万円、営業損失が365百万円、経常損失が353百万円、当期純損失が381百万円となる見通し。売上高は細胞医療事業における症例数の増加や、新規事業の売上げ貢献により2ケタ増収を見込んでいる。一方、利益面では引き続き「バクセル(R)」に関する研究開発費の増加や、新規事業の立ち上げ負担増により、2014年12月期並みの損失が続くことになる。事業セグメント別の見通しは以下のとおり。 ○細胞医療事業 細胞医療事業に関しては、契約医療機関の拡大(1~2ヶ所)に伴う症例数の増加で、売上増を見込むほか、コスト面では研究開発費が減少すること(医薬品事業へシフト)もあり、増収増益となる見通し。営業利益段階では収支均衡ラインを目指す考えだ。 ○医療支援事業 医療支援事業では、細胞培養関連装置が引き続き堅調に推移することに加えて、少額短期保険事業、ゲノム診断支援事業など新規事業の売上げ貢献が始まることで、2014年12月期比2ケタ増収ペースが続く見通し。 とりわけ、少額短期保険では、2月より世界初となる「がん免疫細胞療法保険(免疫保険)」の販売を開始する。通常のがん保険に加えて、がん免疫細胞療法を受けた場合、その治療費の一部を保障する保険商品となる。同保険の販売によって、今まで全額自己負担となっていた「バクセル(R)」などの最先端医療が受けやすくなり、症例数の増加が期待できる。同社では同保険の認知度向上のため広告宣伝費を積極的に投下する予定で、同事業セグメントは今期も2ケタ増収となるが、営業損失は120百万円程度と2014年12月期から拡大する見通しとなっている。 ○医薬品事業 医薬品事業は引き続き「バクセル(R)」の薬事承認取得に向けた開発費用や治験準備に関連する費用が計上されるため、2015年12月期の営業損失は2014年12月期よりさらに拡大し230百万円程度となる見通し。売上高としては、現在、複数社と交渉を進めているライセンス契約が締結すれば、契約一時金等の計上が見込まれるが、会社計画には織り込んでいない。 「バクセル(R)」の薬事承認取得に向けた取り組み状況についてみると、膵臓がんを適用領域とした治験届を提出し、年内中の治験開始を目指している。治験開始に伴って、2016年12月期以降は治験費用が本格的に発生することになるが、これに関してはライセンス契約交渉の締結の有無や契約時期、内容などによって負担額も変動することになる。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《FA》
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樹状細胞ワクチン療法を中心とした癌治療技術を医療機関に提供。医薬品事業、新型コロナ迅速抗体検査キットの販売等も手掛ける。特定細胞加工物の受託製造事業の営業強化。減損損失剥落。22.12期1Qは損益改善。 記:2022/05/27