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テラ Research Memo(5):薬事承認取得に向けた研究開発費、事業立ち上げ費用で損失計上

2015/3/25 16:50 FISCO
*16:52JST テラ Research Memo(5):薬事承認取得に向けた研究開発費、事業立ち上げ費用で損失計上 ■決算動向 (1)2014年12月期連結業績概要 テラ<2191>の2月6日付けで発表された2014年12月期の連結業績は、売上高が2013年12月期比21.2%増の1,865百万円、営業損失が293百万円(2013年12月期は23百万円の利益)、経常損失が330百万円(同24百万円の損失)、当期純損失が402百万円(同58百万円の損失)となった。 売上高は医療支援事業において、細胞培養機器販売等の大型案件が寄与したことで、2ケタ増収となった。一方、利益は「バクセル(R)」の薬事承認取得に向けた開発活動を推進するなかで、研究開発費や広告宣伝費などが増加したこと、連結子会社における事業立ち上げ費用が発生したことなどが減益要因となった。研究開発費は2013年12月期比48百万円増の279百万円、広告宣伝費は同87百万円増の209百万円となった。事業セグメント別の動向は以下のとおり。 ○細胞医療事業 細胞医療事業では、「バクセル(R)」の症例数が1,296件とほぼ2013年12月期並みで推移したことで、売上高は2013年12月期比0.8%増の1,106百万円に、また「バクセル(R)」の認知活動を主とした広告宣伝費やその他販管費の増加により、営業損失は171百万円(2013年12月期は46百万円の損失)に拡大した。2014年12月期に新規契約した医療機関は連携契約で5件、提携契約で1件となり、期末時点では2013年12月期末比4件増の37拠点となった。 売上高は2012年12月期をピークに伸び悩む格好となっているが、これは類似の治療法を行う企業や医療機関などが増加していることが背景にある。ただ、四半期ベースの動きで見ると、2014年度の第3四半期以降、前年同期比で症例数が増加に転じている。「バクセル(R)」の認知活動や、専門学術誌などでの論文発表が相次ぐなかで、医師の間でも「バクセル(R)」に対する信頼性や評価が着実に高まってきたことが要因と考えられる。 ○医療支援事業 医療支援事業の売上高は2013年12月期比79.0%増の847百万円、営業損失は34百万円(2013年12月期は75百万円の利益)となった。売上高は、細胞培養関連装置の販売で大型案件の受注を獲得したこと、また、2013年より参入したイメージングCRO事業の売上高が加わったこともあり大幅増収となったが、イメージングCRO事業やゲノム診断支援事業、並びに少額短期保険事業等など新規事業の立ち上げ費用が発生したことにより、利益は悪化する格好となった。 ○医薬品事業 医薬品事業は、「バクセル(R)」のがん治療用再生医療品等製品としての薬事承認取得に向けた開発体制の整備や開発費用の計上などにより、営業損失として85百万円を計上した。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《FA》
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樹状細胞ワクチン療法を中心とした癌治療技術を医療機関に提供。医薬品事業、新型コロナ迅速抗体検査キットの販売等も手掛ける。特定細胞加工物の受託製造事業の営業強化。減損損失剥落。22.12期1Qは損益改善。 記:2022/05/27