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大幸薬品 Research Memo(2):医薬品事業は海外が引き続き好調、中国の販売拡大に期待

2015/3/19 8:03 FISCO
*08:04JST 大幸薬品 Research Memo(2):医薬品事業は海外が引き続き好調、中国の販売拡大に期待 ■2015年3月期第3四半期業績について 大幸薬品<4574>の2015年3月期の第3四半期累計(2014年4-12月期)業績は、売上高が前年同期比8.1%減の7,207百万円、営業利益が同3.4%減の2,528百万円、経常利益が同1.0%増の2,743百万円、四半期純利益が同5.9%減の1,804百万円となった。売上総利益率は前年同期の69.9%から76.6%に上昇しているが、返品調整引当金戻入益の計上や円安効果に加え、より筋肉質な収益構造に改善している点も利益率向上に寄与した。医薬品事業では国内販売が減少したものの、海外販売は中国を中心に堅調な伸びが続いている。また、感染管理事業では前年同期における特需の発生や、2014年3月期末における消費者庁関連報道の影響が大きかったものの、2015年3月期の第2四半期(2014年7月-9月)以降好調に推移している。なお、同社は2014年6月に措置完了報告書を消費者庁へ提出、受理されており、措置命令への対応は完了している。 セグメント別では、「正露丸」「セイロガン糖衣A」「その他医薬品」で構成される医薬品事業の売上高が前年同期比1.4%減の4,395百万円、営業利益が同7.2%減の1,955百万円となった。なお、セグメント利益は減益となったが、円安効果などにより売上総利益が増加した一方、広告宣伝の強化やセグメント別の売上構成比の増加(感染管理事業の売上高減少)に伴う人件費配賦率の上昇など、コスト負担が増加したことが背景となっている。国内販売については前年同期比3.4%減となった。商品別には、「正露丸」が同0.6%減、「セイロガン糖衣A」が同4.1%減となった。 一方、海外販売については前年同期比3.8%の増加となり、引き続き医薬品事業の業績をけん引している。数量ベースではコンテナの出荷タイミングの関係などで減少したものの、円安効果もあり増収を確保した。なお、通期では数量ベースでも前期を上回る見込みである。地域別では、台湾向けがほぼ横ばいとなったものの、中国向けが同3.5%増、香港向けが同6.5%増と堅調な伸びとなった。中国での日本ブランドに対する信頼は高く、販売エリア拡大に加え1店舗当たりの販売数量増加が増収要因となっている。足元では新たなチャネル選定の動きもあり、今後も中国における販売拡大が期待される。 (執筆:株式会社フィスコ) 《FA》
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正露丸、セイロガン糖衣Aなど一般用医薬品の製造・販売を行う医薬品事業が主力。「クレベリン」シリーズ等の感染管理事業も展開。1946年設立。医薬品事業は京都工場の医薬品ライン立ち上げなど増産施策に取り組む。 記:2024/09/01