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アイスタイル Research Memo(10):中小化粧品メーカーの中華圏展開を支援する新規事業等を発表

2015/3/3 19:19 FISCO
*19:20JST アイスタイル Research Memo(10):中小化粧品メーカーの中華圏展開を支援する新規事業等を発表 ■業績見通し (2)海外事業の展開 アイスタイル<3660>は2月2日付で海外事業における新規事業として、中華圏における化粧品卸事業及び越境EC事業を開始すると発表した。対象となる商品は、中華圏に進出していない日本の中小化粧品メーカーで、かつ「@cosme」でランキング上位のブランド、商品となる。 国内の化粧品業界では、評価の高いブランド、商品を持っているものの、資金的な問題や人的リソースの問題で海外に進出していない中小企業も多い。同社ではこうした企業に代わって、中華圏での販売支援を行っていくことになる。ちなみに、国内の化粧品の市場規模は2013年で約2.3兆円の規模となっているが、このうち売上規模が100億円未満の中小企業の売上高構成比は約35%を占めており、化粧品業界の裾野の広さがうかがえる。また、化粧品の年間輸出額は増加傾向にあり、2013年は1,400億円弱と10年間前の約2倍に拡大している。仕向地別でみれば、全体の5割強を占める中華圏がけん引役となっており、これら成長市場において卸事業、EC事業を展開し、成長機会を獲得していく戦略となる。 まず、化粧品卸事業では、化粧品専門のECサイトで中国最大手となる「JUMEI」と販売提携契約を締結し、同社が設立した子会社、アイスタイルトレーディング(輸出業務)から香港子会社を経由して、同サイトに卸す格好となる。同社では「JUMEI」の商品ページに中国でブランド認知度が向上している「@cosme」のロゴを使用することで、ブランド価値を高めながら拡販していく予定だ。また、「JUMEI」以外のECサイトや中国以外の国でも卸売事業を進めていく計画となっている。 一方、越境EC事業ではアリババグループのオンラインショップモール「Tmall」の国際サイト「Tmall Global」で、1月中旬より「@cosme官方海外旗艦店」をプレオープンした。「Tmall Global」への出店企業は約700社あり、このうち約20店舗が選ばれる優良推奨店舗(VIP店)に同社も認定されている。現在、60商品を販売しているが、3月中旬のグランドオープンに向けて商品ラインナップを拡充していく予定となっている。越境EC事業についても、他のショッピングモールや中国以外の国での出店を順次拡大していく計画となっている。 中国における化粧品の市場規模は2013年で約6兆円規模と日本の3倍近くの規模となっており、なかでもEC販売は急成長を続けている。日本の化粧品に対する関心度も高まっており、化粧品卸、越境EC事業の成長ポテンシャルは大きいと言えよう。同社では当面の目標として、年間売上高で10億円を目指す考えだ。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《FA》
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コスメ・美容の総合サイト「@cosme」を運営。化粧品ECサイト「@cosme SHOPPING」、化粧品専門店「@cosme STORE」の運営等も。会員数は増加傾向。リテール事業は国内出店の加速図る。 記:2024/08/23