システム ディ Research Memo(15):成長投資のため内部留保を優先するが中計達成時には増配期待も
2015/2/12 17:28
FISCO
*17:28JST システム ディ Research Memo(15):成長投資のため内部留保を優先するが中計達成時には増配期待も
■株主還元
システムディ<3804>は株主還元については配当によることを基本としており、配当金額は成長のための内部留保の充実と安定配当を両立させることを方針としている。
同社は2009年9月期に配当を3円に引き下げて以来、成長投資を優先してきた。新製品開発や事業領域拡大が実って業績は着実に成長したが、配当を据え置いたため配当性向は10%を下回る水準に低下している。
現中計はクラウド投資、公共分野市場開拓、B to B to Cへの進出など、次の成長に向けて気を抜けない状況でもあり、まだ成長投資優先のスタンスが維持されるとみられるが、中計の達成が見えてくれば増配の期待も高まってくると考えられる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
《FA》