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城南進学研究社 Research Memo(11):上期好調だが期初計画で通期予想を据え置く、成長余地に期待

2015/1/26 18:42 FISCO
*18:42JST 城南進学研究社 Research Memo(11):上期好調だが期初計画で通期予想を据え置く、成長余地に期待 ■業績動向 (2)2015年3月通期業績の見通し 2015年3月通期について城南進学研究社<4720>は、売上高5,942百万円、営業利益221百万円、経常利益274百万円、当期純利益215百万円を予想している。第2四半期と同じ理由で前年比較はない。この通期予想は期初予想のままで、上期の上方修正にもかかわらず変更されていない。 この結果、逆算して求めた下期の利益予想は、各利益項目とも赤字になってしまう。同社は利益面での季節性が顕著で、下期は上期に比較して大きく利益が減少する傾向にあるが、それにしても赤字となる状況は2015年3月期については考えにくい。その意味で、現在の会社予想は控えめに過ぎると言えよう。 一方で上方修正幅に対する過度な期待は禁物と弊社では考えている。新業態の予備校2校を第4四半期に開校予定であるためだ。同社は、それぞれの新設予備校の立ち上げ時の規模など詳細を明らかにしていないが、2015年3月期においては費用が先行して収益貢献度がマイナスとなることは間違いない。同社が通期業績予想を据え置いているのはこの分の余裕を見るためと考えられ、この点は注意を要しよう。 2016年3月期以降は、幼児教育分野(くぼたのうけんや、英語教育)でのFCによる業容拡大や、新規開設2校の生徒入学状況、さらには「城南AO推薦塾」の2校目以降の開校ペースが注目ポイントとなる。これらは同社の手掛ける業態の中でも成長ポテンシャルが大きい分野であるが、過度な期待は避けるべきであろう。同社はただ数を追う拡大はしない方針で、あくまで質を重要視しながら、良いパートナーの出現なども条件としながらの拡大を計画しているためだ。2015年3月期の第2四半期の実績から、現状の学校数や業態においても入学者数の増加や売上拡大による成長余地が、それなりにあることが確認されたことは、同社の中期的な成長性を評価するうえで意義深いと弊社では考えている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《FA》
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