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*09:55JST エフ・ジェー・ネクスト<8935>居住者目線に立った企画・開発により高い入居率を確保 ラジオNIKKEI　マーケットプレスの『フィスコ presents 注目企業分析』1月22日放送において、エフ・ジェー・ネクスト<8935>を取り上げている。主な内容は以下の通り。 ■会社概要 東京都心を基盤とした資産運用型マンション「ガーラマンションシリーズ」の開発及び販売を主力事業としている。現代表取締役社長の肥田幸春（ひだゆきはる）氏が、「人々が高い次元で生活を堪能するための住空間の創造や長期にわたって資産価値を維持し続けるための総合的な資産運用・管理システムを構築することで、お客様の資産運用をサポートし、不動産の価値を高めたい」と考え、「都市住空間への挑戦と創造を通して豊かな社会づくりに貢献していく」という経営理念のもと、1980年7月に不動住販(株)として設立した。2004年12月にジャスダック市場へ上場、その後東証2部上場を経て2013年10月には1部指定となった。 ■事業内容 事業セグメントは以下の4つに分類されるが、主力の不動産開発事業が売上高の91.0%（2015年3月期上半期実績）を占めている。 （1）不動産開発事業 主に資産運用を目的としたワンルームマンション「ガーラマンションシリーズ」、ファミリーマンション「ガーラ・レジデンスシリーズ」の企画、開発、分譲、並びに伊豆地域における土地・建物の分譲、販売、仲介業務を行っている。また、中古物件の買い取り、販売も手掛けている。 （2）不動産管理事業 主に同社が分譲したマンションの賃貸・建物管理事業を行っている。連結子会社の(株)エフ・ジェー・コミュニティが手掛けている。 （3）建設事業 主に建築物の設計、施工、検査、リノベーションを行っている。連結子会社の(株)レジテックコーポレーションが手掛けている。 （4）旅館事業 静岡県伊東市の温泉旅館「伊東遊季亭」及び「伊東遊季亭川奈別邸」を経営している。連結子会社のFJリゾートマネジメント(株)が手掛けている。 ■同社の強みはどういった点か デザイン性や安全性、快適性など、居住者目線に立った企画・開発により高い入居率を確保していることが「ガーラ」ブランドの価値を高めており、首都圏ランキングトップの販売実績を誇っている。 また、東証1部上場企業としての信用力、機動的な仕入活動を実現する財務力、これまで積み上げてきたノウハウ、知名度、実績を活かした情報力の3点も同社の強みとなっている。 ■業績及び足元の動向 2014年3月期は、資産運用型マンションの販売好調により大幅な増収増益決算となり、過去最高業績を達成した。 一方、2015年3月期は増収減益と見込まれているが、上半期までのマンション販売が計画を上回って推移したことなどから期初の業績予想を上方修正している。修正後の業績予想は、売上高が前期比3.7%増の42,000百万円、営業利益が同28.4%減の4,250百万円となっている。マンション販売戸数は前期比ほぼ横ばいの1,501戸を計画。同社は2015年3月期をグループ全体で更なる成長に向けた準備期間と位置付けている。 将来の年金受給に対する不安や相続税対策という新たな課題を抱える個人からの底堅い購入需要にも支えられ、業績は堅調に推移している。一方、仕入開発面では、土地仕入価格及び建築費の高騰が続いていることから、収益性の見極めが一層重要となっており、土地仕入れの結果が業績を左右する可能性が高まっている。同社は信用力、財務力、情報力を活かした的確な仕入活動を行っていく方針。 ■株価動向 昨年11月の第2四半期決算発表を受けて急伸したのち、足元ではこう着とはいえ高値圏での底堅い値動きが続いている。このこう着によって25日線との乖離もなくなり、過熱感はない。PBR0.7倍とバリュエーション面での割安感もあり、現在の株価水準では参加妙味があると言える。 ラジオNIKKEI　マーケットプレス 『フィスコ presents 注目企業分析』毎週月・木曜14：30～14：45放送 《TM》