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ソフトクリエイトHD Research Memo(7):安定的な売上成長と利益率向上で高ROE維持は可能

2015/1/14 17:09 FISCO
*17:09JST ソフトクリエイトHD Research Memo(7):安定的な売上成長と利益率向上で高ROE維持は可能 ■財務分析 ソフトクリエイトホールディングス<3371>の自己資本利益率(ROE)は2014年3月期実績で14.2%に達した。国際的な企業の目指す1つの目標が15%とされていることを考えると、同社のROEは良好と評価できるものだ。 ただ、2015年3月期の予想ROEを弊社で試算したところ、13.5%に低下するという結果が得られた。ROEの構成要素を分析すると、売上高当期純利益率が2014年3月期の6.3%から2015年3月期には7.0%に上昇する一方で、財務レバレッジが1.55倍から1.52倍に、資産回転率が1.44回から1.28回にそれぞれ低下することが要因となっている。 弊社が注目するのは売上高当期純利益率だ。売上高を見ると2015年3月期は減収となる計画だ。すなわち、売上高当期利益率の上昇は、当期利純益の成長よりも売上高の減収によって誇張されているということだ。これを別な角度から見ると、自己資本の増加率9.4%が当期純利益の増益率4.8%を上回っているためROEの低下につながっていることが分かる。 2015年3月期の状況は、同社が依然として成長企業であるものの、過剰な資本を抱える企業が、一時的に縮小均衡期に入ったともみえてしまう。 この状況を打破する方策としては、配当を増やして自己資本の伸びを抑えるという方法が考えられるが、同社は配当性向30%を目安とした安定的な配当を目指しているため、一時的にせよ配当を極端に引き上げるというのは困難と思われる。やはり、成長企業として、売上高の成長を実現しながら利益率を向上させ、力強い利益成長を達成するということに尽きるであろう。同社のビジネスモデルや業界内での競争力などを勘案すれば、それは十分に可能なことであると弊社ではみている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《FA》
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