マーケット
10/1 15:15
38,651.97
+732.42
42,330.15
+17.15
暗号資産
FISCO BTC Index
10/2 4:25:27
8,923,350
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

VTホールディングス Research Memo(6):15/3期は増収を見込むが、厳しい業界環境のなか減益予想

2015/1/13 17:50 FISCO
*17:50JST VTホールディングス Research Memo(6):15/3期は増収を見込むが、厳しい業界環境のなか減益予想 ■業績動向 (2)2015年3月期の通期業績予想 VTホールディングス<7593>は2015年3月期の通期業績を下表のとおり、売上高141,000百万円(前期比6.3%増)、営業利益8,000百万円(同20.7%減)、経常利益7,900百万円(同20.8%減)、当期純利益4,800百万円(同6.4%減)と予想している。現在の業界環境および上半期の実績を反映して、期初の予想を大幅に下方修正した。ただし、下半期についてはかなり厳しい見方をしていることから、この予想がさらに下振れる可能性は少なそうだ。 新車部門については、4月1日付で子会社化した日産サティオ奈良の影響もあるが、引き続き厳しい業界環境が続くとの見方から、販売台数30,506台(前期比2.9%減)、売上高64,551百万円(同1.5%増)を予想している。その一方で中古車部門については、販売台数で48,833台(同2.2%増)が計画されているものの、単価が持ち直すと予想され、売上高で36,675百万円(同4.7%増)を見込んでいる。 サービス部門は売上高27,767百万円(同5.8%増)と高い伸びを予想している。新車部門同様に日産サティオ奈良が寄与する見込み。また、レンタカー部門も新店舗の寄与などにより売上高5,779百万円(同4.2%増)を計画している。住宅・その他部門は子会社化したエムジーホームの寄与もあり、売上高は6,229百万円(同183.4%増)を見込んでいる。 売上総利益率は19.7%(前期21.3%)へ低下すると予想、販売管理費は新規子会社分の上乗せなどもあり19,729百万円(前期比8.4%増)、対売上高比率14.0%(前期13.7%)を計画している。この結果、営業利益率は5.7%(前期7.6%)へ低下すると予想している。 なお2015年3月期から連結対象となったエムジーホーム、サティオ奈良は連結売上高にこそ寄与するが、まだ営業利益ベースの寄与がほとんどないと予想されている。さらに2014年10月24日付でオーストラリアのScotts Motors Artarmon Pty Ltd (以下、SMA社)を子会社化した。SMA社は、オーストラリアのニュー・サウス・ウェールズ州においてホンダの自動車ディーラーを2店舗運営しており、2015年3月期の連結業績に与える影響はまだ少ない。しかし将来的には同社グループで蓄積された自動車ディーラー運営ノウハウを導入することで収益化を図り、連結収益に寄与することを目指している。 また2014年11月25日に、 英国のGriffin Mill Garages Limited(以下、GMG社)の株式を取得、子会社化することを発表した。GMG社は、イギリスのサウスウェールズ地方で自動車ディーラー2店舗を運営し、日産、Skoda、Kia、Fiat、Peugeotの5ブランドを展開している。子会社化後は、上記のSMA社と同様に同社グループで蓄積された自動車ディーラー運営のノウハウを導入して、同じくイギリスで2012年4月に子会社化したCCR MOTOR CO.LTD.との事業シナジーを追求する。将来的には同社グループの連結業績に寄与することを目指しているが、2015年3月期の連結収益に与える影響は軽微のようだ。買収金額は公表されていない。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇) 《FA》
関連銘柄 1件
7593 東証プライム
471
10/1 15:00
+1(0.21%)
時価総額 56,228百万円
自動車ディーラーグループ会社。名古屋地盤。ホンダや日産の新車、中古車、輸入車の販売を行う。自動車販売関連事業は堅調。中古車販売台数は3万1665台と増加。サービス部門は増収増益。24.3期3Qは2桁増収。 記:2024/04/16