マーケット
10/2 15:15
37,808.76
-843.21
42,196.52
+39.55
暗号資産
FISCO BTC Index
10/3 11:34:47
8,996,854
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

プラザクリエイト Research Memo(3):プリント後を楽しめるリニューアルを行い高い集客力効果を保持

2015/1/9 18:22 FISCO
*18:22JST プラザクリエイト Research Memo(3):プリント後を楽しめるリニューアルを行い高い集客力効果を保持 ■プリント事業の概況 (2)店舗リニューアルの状況 プラザクリエイト<7502>は2014年3月期中において「PHOTO & MORE」という新スローガンを発表した。込められた思いは「事業の軸となる写真の品質を磨き続けること。そこから、サービス領域を拡大し、人の幸せを広げること。」というものだ。「PHOTO & MORE」は従業員の気構えや店づくりのあり方、商品政策といったものすべてに適応されるべきコンセプトでもある。現在ではこのコンセプトに従ってリニューアルされたショップを「PHOTO & MOREショップ」と呼ぶに至っている。 「PHOTO & MORE」のコンセプト自体は、発表に至る前から同社の大島社長の中で温め練り上げられてきたものだ。新スローガンとして正式に発表する前の2013年3月期からこのコンセプトのもとで実験的に店舗リニューアルを進めた。内外装の刷新、新しい什器を導入して陳列方法の変更、「PHOTO & MORE」のコンセプトに沿ったデザインアルバムなど“プリント後”をより楽しめるような商品の導入、などがその内容だ。実験的リニューアル店舗はいずれも目覚ましい成果を達成し、「PHOTO & MORE」というコンセプト及びリニューアルスタイルに一定の効果が見込める確信が得ることができた。 実験的リニューアルの成功を受けて、同社は2015年3月期から量産ベースのリニューアルに本格的に乗り出している。実験的リニューアルの段階では1店舗当たり約700万円~1,000万円のリニューアル費用を投入したが、量産ベースではそれを150万円に抑えることを目標としてスタートした。2015年3月期第2四半期にリニューアルされた14店を対象に検証したところ、1店舗当たりのリニューアル費用は220万円に達し、当初の目標を70万円ほど上回っているようだ。この点について同社では、自社努力だけでは克服できない要因もあり、150万円の当初目標を達成するのは難しいとしながらも、70万円の費用アップは増収効果で十分吸収できる水準であり、リニューアルを加速させていく考えを明確にしている。 2015年3月期第2四半期のリニューアル店舗数は15店舗(他に新規出店が2店舗)あるが、リニューアル後、日が浅い店舗が多く、その効果を見定めるデータがそろっていないのが現状だ。そこで、当初の実験店舗の2周目の既存店売上高(4月~9月期)を確認したところ、二子玉川ライズ店が前年同期比+20%超、恵比寿店が+6%、目黒店が+64%(増床もあって厳密には計測できていない)、市ヶ谷店が+6%などとなっており、2年目店の平均値は+10%となっている。また、「PHOTO & MOREショップ」の累計数は31店に及ぶが、その31店舗の今第2四半期の既存店売上高は前年同期比15%増となっており、2周目に入ったPHOTO & MOREショップが依然として高い集客効果を保持していることが証明されている。こうした現況を踏まえれば、「PHOTO & MORE」に基づくリニューアルや商品開発には着実に効果が得られるものがあり、かつ、リニューアル効果の再現性は高いものと評価できると弊社では考えている。 PHOTO & MOREショップのもう1つの重要なポイントは、売り場面積の変化だ。同社が店舗面積拡大にこだわる理由は、後述するビスタプリントジャパン(VPJ)の事業に影響を及ぼすためだ。VPJ事業はマグカップやアパレルなど100点近い商材を対象にプリントするビジネスであり、それらの見本となる商材が展示されることになる。そのスペースを確保するためにも売り場面積を確保する必要がある。既存店舗の標準形態は総面積が15坪で、そのうち4.5坪を売り場に、10.5坪を作業場に充てている。これを逆転させ、売り場を10.5坪に拡大させるのがリニューアルのもう1つの重要な側面となっている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《FA》
関連銘柄 1件
7502 東証スタンダード
1,956
10/2 13:43
+1(0.05%)
時価総額 5,412百万円
ソフトバンクなどの携帯キャリアショップの運営等を行うモバイル事業が主力。写真サービス店「パレットプラザ」のFC展開、アパレル事業等も。新規事業への投資はほぼ完了。モバイル事業では法人向け営業を強化。 記:2024/06/18