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ムサシ Research Memo(11):安定配当と業績上振れ時の増配に信頼感
2014/12/25 12:03
FISCO
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*12:03JST ムサシ Research Memo(11):安定配当と業績上振れ時の増配に信頼感 ■株主還元 ムサシ<
7521
>は株主還元について配当によることを基本としており、将来の成長のために内部留保の充実を図ることと、業績の成果に応じた利益還元に努めることを基本方針としている。この基本方針を単なるお題目とせず、着実に実施してきている点に、同社経営陣の株主重視の姿勢をみて取ることができる。 同社の巧みなところは、普通配当と特別配当の使い方にある。ここ数年は普通配当を20円で固定し、そこに業績の変動に応じて特別配を上乗せするというやり方だ。これは同社の業績が選挙というタイミングを読めないイベントに大きく左右されるためと考えられる。 仮に業績が下振れした場合でも、それが一時的なものであると判断できれば普通配は維持している。1996年に同社が株式公開した後、これまでの18年間で期初の普通配当予想額を下回ったことは一度もなく、投資家の安定配当に対する信頼度と、業績上振れの際の増配期待への信頼度は、ともに非常に高いものと思われる。 2015年3月期は、国政選挙がない前提で現在の業績予想が立てられ、それを踏まえて普通配20円が予定されている。よって、今回の衆院選で業績上振れ可能性が高い状況において、今回も特別配当が実施されるのかが注目されるところだ。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《FA》
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