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プロネクサス Research Memo(5):高い参入障壁とスイッチングコスト、安定的な事業基盤

2014/12/17 18:55 FISCO
*18:55JST プロネクサス Research Memo(5):高い参入障壁とスイッチングコスト、安定的な事業基盤 ■企業特徴 (1)ストック型のビジネスモデル 主力の上場会社ディスクロージャー関連においては、顧客の上場時に一旦支援を開始すると、ほとんどの顧客から様々なディスクロージャー関連の製品やサービスを継続的に受注することになる。なぜなら、当該事業は、高度な専門性や正確性に加えて、納期厳守、機密保持、ITへの対応など、厳しい要件を満たさなければならないことが挙げられる。このため参入障壁が高く、同業他社は宝印刷<7921>しか存在しないことや、プロネクサス<7893>の開示業務支援システムが一度顧客の業務プロセスに組み込まれると顧客側にスイッチングコスト(注)が発生するため、継続的な取引になりやすいことが理由である。同社は上場会社の約60%を顧客に持つとともにリピート率では約95%を誇っており、安定的な事業基盤を築いている。また、投資信託やJ-REITなど、足元で好調な金融商品ディスクロージャー関連もストック型のビジネスであり、特にJ-REITでは、運用会社の約90%を顧客に取り込んでいる。投資信託運用報告書の簡素化等ネガティブ要因があるものの、事業基盤の更なる積み上げが期待できる。 注 顧客が取引を切り替える時に発生するコスト(デメリット) (執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫) 《FA》
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