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デリカフーズ Research Memo(1):提案型営業の強化で新規顧客の開拓は順調に進捗

2014/12/4 17:09 FISCO
*17:09JST デリカフーズ Research Memo(1):提案型営業の強化で新規顧客の開拓は順調に進捗 外食・中食業界向けにカット野菜、ホール野菜を卸す、いわゆる「業務用の八百屋」で国内最大手となる。「抗酸化力」など野菜の機能性に早くから着目し、顧客企業に対してメニュー提案を行うなど、付加価値創造型企業として成長を進めている。 2015年3月期第2四半期累計(2014年4月-9月)の連結業績は、売上高が前年同期比6.8%増の13,937百万円、経常利益が同19.4%増の368百万円と増収増益となった。売上高は、提案型営業の強化により、大手外食チェーンを中心に新規顧客の開拓が順調に進んだことで、半期ベースで過去最高の売上高を更新した。一方、利益面では夏場の天候不順による野菜品質の悪化や、人件費、償却費等の負担増があるなかで、海外調達なども含めたグループ全体の原価低減活動が寄与し、2ケタ増益となった。 2015年3月期の業績見通しは、売上高が前期比1.4%増の27,000百万円、経常利益が同48.9%増の750百万円と期初計画を据え置いているが、第3四半期に入っても新規顧客の開拓が順調に進んでおり、今後天候の異変などがなければ、売上高、利益とも計画を上回る可能性が高いと弊社ではみている。 デリカフーズ<3392>は、中期5ヶ年計画の最終年度となる2017年3月期に、売上高35,000百万円、経常利益1,050百万円を目標として掲げている。目標達成のために、2015年4月に奈良工場、11月に名古屋工場、2016年内に西東京エリアで新工場をそれぞれ稼働させる計画となっており、これら3拠点で年間7,000百万円の能力増強を見込んでいる。現在、需要が拡大中のカット野菜に関しては、BtoC向けへの展開も含めてさらに売上を伸ばしていく考えだ。 また、今後解禁が予定されている野菜の機能性表示に関する取り組みも進めている。現在、適切な表示方法の提案を関係省庁に行っているほか、生産者や顧客企業側で機能性に関するデータ分析ができる計測器、及びソフトウェアの開発も進めており、野菜の機能性表示に関しては、業界で中心的な役割を担っている。高齢化社会の進展や健康意識の高まりを背景に、今後は機能性表示への取り組みが外食企業や食品小売企業などにとって差別化戦略となってくることが予想され、同分野で業界随一のデータ蓄積とノウハウを持つ同社のビジネスチャンスは今後広がっていくものと予想される。 ★Check Point ・非常時の危機管理体制が迅速に機能する物流体制に強み ・新規大手顧客の売上貢献で通期売上高は計画上振れの可能性 ・中期経営計画第1フェーズの数値目標は達成できる可能性 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《FA》
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青果物商社のデリカフーズを中核とする持株会社。外食・中食産業向けにホール野菜、カット野菜等を販売。物流事業、コンサル事業等も。24年3月に大阪FSセンターが竣工。中計では27.3期売上高600億円目標。 記:2024/06/25