マーケット
10/8 15:15
38,937.54
-395.20
42,080.37
+126.13
暗号資産
FISCO BTC Index
10/9 16:19:42
9,239,893
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

メディア工房 Research Memo(9):成長戦略の方向性はマルチメディア展開と海外展開

2014/11/20 17:43 FISCO
*17:43JST メディア工房 Research Memo(9):成長戦略の方向性はマルチメディア展開と海外展開 ■成長戦略 メディア工房<3815>の成長戦略の方向性は、マルチメディア展開と海外展開である。特に、マルチメディア展開では、コンテンツ強化によるユーザー層の拡大に加えて、ブランド事業やO2O広告事業、電話占い事業などを組み合わせたシナジー効果の追求と、非コンテンツユーザーの取り込みを目指している。無料ユーザーの集客拡大、並びにアクティブ率の向上を図ることによって、有料ユーザーへの誘導や広告収入の強化につなげる方針である。主な戦略に関する進捗状況は以下のとおりである。 (1)コンテンツ強化によるユーザー層の拡大 コンテンツ強化の軸は、市場が拡大しているゲーム等エンターテインメント分野への参入である。2014年6月にリリースしたノベルゲーム「失われた歌声」は想定を下回る結果となったものの、制作基盤の構築ができたことにより今後は量産体制に入る見通しである。また、2014年10月には海外の人気ゲームを国内で独占配信するブルークエストをM&Aによりグループ会社化した。11月には世界で733万ダウンロードを記録している「ロビンソンアイランド」の配信を開始する予定であるとともに、月2~3本の配信を計画している。無料配信を基本として集客力を高め、広告収入で稼ぐ方針とみられる。 (2)ブランド事業による集客力の強化 2014年9月に情報ポータルサイト「8+ OCTA PLUS」をオープンした。総勢120名以上の占い師が監修する占い情報のほか、週刊誌・月刊誌との提携などによるコスメ、ファッション情報も充実させており、同社ターゲット層を意識した集客チャネルとして位置付けている。また、セミナーやイベントの企画によるファン拡大や優秀な占い師の囲い込みも目指している。 (3)O2O広告事業による広告収入の強化と若年ユーザー層の獲得 今期より開始するO2O広告事業は、独自の画像マッチング技術を活用したアプリケーションにより実店舗への来店などを促進するものである。例えば、小売業などの広告主から依頼されたインターネット広告等をミッション形式でユーザーに伝達し、ユーザーが実店舗の商品を撮影するなど様々なミッションをクリアすることで、電子マネー等との交換が可能な仕組みとなっている。広告主は事前準備の手間や莫大な媒体費用を負担することなく、確実に商品認知や店舗への来店を促進することができ、ユーザーにとっては電子マネーの獲得がインセンティブとなる。韓国ギフトカム社が保有する3次元画像マッチング技術(特許取得済)が利用されているが、韓国ギフトカム社との資本及び業務提携により設立された非連結子会社のギフトカムジャパンが特許使用権を持つことで事業を展開している。同社は、独自の広告モデルによる広告収入の強化を図ることに加えて、コンテンツ事業やブランド事業との組み合わせや、様々なメディアとの連携を図ることで、新規若年ユーザー層の獲得にも期待を寄せている。 (4)電話占い事業によるシナジー効果の追求 2013年5月より開始した電話占い「Lierre(リエル)」とは、占い師と会員をシステムにより結び付け、占い師が電話によって相談を受けるサービスである。占いコンテンツとのシナジー効果が発揮されるとともに、より本格的な占い相談ニーズに対応するものとして位置付けている。婚活セミナーなどとの連携により着実に成果を上げている模様である。 (5)海外展開 今後は、韓国や中国だけでなく、東南アジア圏を中心にグローバル展開を目指しており、現地法人との提携や自社でのローカライズノウハウの蓄積、国内及び海外パートナーとの提携をさらに進めていく方針である。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫) 《FA》
関連銘柄 1件
3815 東証グロース
437
10/8 15:00
+1(0.23%)
時価総額 4,938百万円
デジタルコンテンツ配信会社。占いがメインのコンテンツを配信。通話アプリ「きゃらデン」、ゴルフマッチングサービス「CarryGo!」等も手掛ける。デジタルコンテンツは従量課金コンテンツの強化などを図る。 記:2024/04/29