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アデランス Research Memo(7):2Qはアデランス、フォンテーヌ事業ともに増収と堅調に回復

2014/11/12 16:39 FISCO
*16:39JST アデランス Research Memo(7):2Qはアデランス、フォンテーヌ事業ともに増収と堅調に回復 ■業績と財務分析 (2)2015年2月期第2四半期実績 アデランス<8170>の2015年2月期の第2四半期業績は売上高37,246百万円(前年同期比20.6%増)、営業利益1,371百万円(同21.7%減)、経常利益1,652百万円(同15.9%減)、当期純利益1,394百万円(同48.4%減)となった。増収減益決算となったが、これは2013年4月に買収した米国のヘアクラブ社の収益貢献が、減価償却費の増加で、営業利益段階ではマイナスとなった影響が大きい。減価償却費と営業利益を足して求めるEBITDAを見ると、今上期は3,495百万円と前年同期の2,952百万円を543百万円(18.4%)上回った。また、当期純利益の減益率が大きくなっているのは、前年同期は税効果で当期純利益が押し上げられたのに対して、今上期はそうした特殊要因がなくなったためである。 各事業部門の内容を見ると、国内では、アデランス事業(男女用のオーダーメイドかつら)、フォンテーヌ事業(女性用レディメイドかつら)が共に増収となり、堅調な回復を示した。広告宣伝費や販売促進費を投下した効果が着実に出た。 とりわけ、第2四半期で注目すべきは、男性用オーダーメイドかつら事業だ。売上高は5,739百万円(前年同期比7.1%増)となった。その内訳として、新規顧客売上高は613百万円(同43.1%増)、リピート客売上高は5,125百万円(同4.0%増)となり、新規顧客売上高の回復が顕著であった。オーダーメイドかつら事業の肝要は、新規顧客の獲得にある。新規顧客がなければリピート客も生まれないからだ。この新規顧客の獲得において、同社はここ数年低迷が続いていた。613百万円という半期売上高は年度換算すれば12億円を超える売上規模となり、6期ぶりの大台回復となる。今第2四半期決算の最大の評価ポイントは、この男性・オーダーメイド新規顧客売上高の回復であり、この回復モメンタムを今下期以降、どう維持・発展させていくかが、当面の最大の注目点の1つであると弊社では考えている。 海外ではヘアクラブ社の売上高が前年同期で約4%成長し(現地通貨ベース)、こちらも中期成長エンジンとしての期待が膨らむ結果となった。ヘアクラブ社の収益貢献は売上高7,815百万円、営業損失597百万円、EBITDA764百万円だった。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《FA》
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時価総額 23,018百万円
かつらメーカー国内トップ。育毛、ヘアケア製品、植毛なども。新中計で20年度に売上高1千億円目指す。17.2期3Qは、広告費等の削減で主力のアデランス事業は大幅増益となるも、円高などの影響を補填しきれず。 記:2017/01/17