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キャリアリンク Research Memo(6):BPO関連事業が堅調に推移、大幅増益を見込む

2014/10/27 16:44 FISCO
*16:44JST キャリアリンク Research Memo(6):BPO関連事業が堅調に推移、大幅増益を見込む ■業績動向 (3)2015年2月期業績見通し 2015年2月期の業績は、売上高が前期比17.7%増の13,654百万円、営業利益が同145.5%増の729百万円、経常利益が同154.5%増の720百万円、当期純利益が同163.5%増の426百万円と大幅増益を見込む。期初計画に対しても、売上高、利益ともに上方修正となる。BPO関連事業が第3四半期以降も堅調に推移し、業績をけん引する。 第2四半期累計までの進捗率で見れば売上高が48%、営業利益が56%となっており、利益面での増額余地は大きいと弊社では見ている。キャリアリンク<6070>側では、第3四半期以降に立ち上がる新規BPO案件の立上げ時における業務効率の一時的な低下や、来年度以降の事業展開に備えるための人員増(人件費増)を中心とした経費面の増加を要因に、保守的な利益計画を立てている。また、売上高に関しても現時点で確定している受注案件だけを計画に組み込んでおり、受注見込み案件に関しては計画に含めていない。こうした保守的な計画を発表している背景には、2014年2月期の会社計画では、受注見込み案件の売上高を会社計画に含めていたが、同案件の稼働時期が今4月にずれ込んだことで会社計画を下方修正した経緯がある。そのようなことから、今期は下方修正することがないように、保守的な計画値になっているとみられる。このため、第3四半期以降も順調に事業が進捗すれば、営業利益で800百万円は十分達成可能な範囲と言えよう。 第3四半期以降の取り組みとしては、民間BPO案件の受注拡大、官公庁の新規案件の受注獲得とともに「マイナンバー制度」に関連するプロジェクトの受注活動推進、品質管理の強化と業務効率化などの企画提案力の強化による他社との差別化推進に注力していく方針だ。 主力のBPO関連事業の売上高は前期比31.4%増の8,130百万円と増収ペースに拍車がかかる見通し。既存のBPO案件が民間向け、官公庁向けともに順調に推移する見通し。官公庁向けの比率は約2割と第2四半期累計とほぼ同水準となる見通しだ。なお、前述したように受注未確定の案件は計画に含まれていないことから、上乗せ余地はあるとみられる。 CRM関連事業は前期比4.8%減の3,219百万円と減収傾向が続く見通し。前期の大型プロジェクト終了の影響が残るものの、高スキルな人材をチーム派遣で提供するなど、大型コンタクトセンターへの人材派遣拡大を進めていくほか、自社コンタクトセンターの機能を充実させ、難易度の高い顧客案件への対応を図っていく。 一般事務事業についても前期比4.3%減の891百万円と減少を見込むが、2015年春の派遣法改正により事務系人材派遣の需要好転が見込まれており、2016年2月期以降は回復に転じる見通しだ。同事業においては競争が激しい分野ではあるが、BPO案件やCRM案件獲得につなげていくため、引き続き受注の獲得に注力していく方針だ。 製造技術系事業は前期比28.6%増の1,412百万円と増収を見込んでいる。第2四半期までの流れを引き継ぎ、機械部品や医薬品メーカー向けを中心に売上の増加基調が続く見通し。同事業では派遣から請負への切り替えメリットを顧客に提案し、長期的かつ安定的な受注案件の獲得に注力していく。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《FA》
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BPO関連事業、CRM関連事業などの事務系人材サービスが主力。製造系人材サービス事業、自動車管理事業も手掛ける。25.3期は事務系人材サービス事業の増収などを見込む。BPOは業務領域の拡大、新規開拓図る。 記:2024/06/28