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*17:04JST 健康ＣＰ Research Memo（2）：「美容健康関連」を中核事業に子会社化で事業領域を拡大 ■会社概要 健康コーポレーション<2928>は健康食品の通信販売を目的に2003年4月に設立された。社名にもあるように「けんこう（KENKOU）」をつくり「えがお（EGAO）」「かがやき（KAGAYAKI）」「ありがとう（ARIGATOU）」を世界中に広めることを経営理念としている。同社は事業持株会社であり、連結子会社15社、非連結子会社5社で企業グループを形成し（2014年6月30日現在）、本体及び子会社を通じて、「美容・健康関連」「アパレル関連」「住関連ライフスタイル」及び「エンターテイメント」の4つの事業を展開している。 「美容・健康関連」は同社の中核事業であり最大の収益源となっている。同社本体の通信販売事業のほか、子会社RIZAPが手掛ける「RIZAP」ブランドでのパーソナル・トレーニングジム運営がこの事業部門の内容だ。2015年3月期及び2016年3月期の同社の収益成長の最大のエンジンはこのRIZAP事業になると弊社ではみている（詳細は後述）。 「アパレル関連」は（株）エンジェリーベ（マタニティウェア）、（株）馬里邑（高級既製婦人服）に加えて、2014年5月に（株）アンティローザ（婦人服、紳士服）を子会社化して商品ラインナップが拡大した。アパレル業界全体が安価な輸入品に押されて苦戦している中にあって、同社の子会社も例外ではない。しかし、同社グループ入りを機に販路の見直しや広告宣伝戦略の転換などを通じて、収益立て直しに取り組んでいる。 「住関連ライフスタイル」は2013年9月に子会社化した（株）イデアインターナショナル<3140>（以下、イデア社）が主として担っている。イデア社は収益低迷が続いていたが、同社グループ入りを機に経営再建に取り組んでいる。2014年8月末には経営陣も異動し、グループ内でのシナジー効果発現の加速に向けて体制が整った状況にある。 「エンターテイメント」は2014年1月に子会社化したSDエンターテイメント（株）<4650>（旧ゲオディノス以下、SD社）が担っている。SD社は北海道を地盤にゲーム施設などを全国展開している。従来はゲオホールディングス<2681>の傘下にあったが同社グループ入り直後から、一気に不採算店舗の整理などを進め、現状では収益安定性が増大した状況にある。 （執筆：フィスコ客員アナリスト　浅川　裕之） 《FA》