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エイアンドティー Research Memo(1):海外市場の開拓や業務内製化による利益率向上で更なる成長へ

2014/10/3 16:47 FISCO
*16:47JST エイアンドティー Research Memo(1):海外市場の開拓や業務内製化による利益率向上で更なる成長へ エイアンドティー<6722>は、血液検査が行われる病院の臨床検査室に必要な製品群の開発・製造・販売を手掛ける専業メーカーである。検体検査装置や臨床検査試薬、臨床検査情報システム、検体検査自動化システム、各消耗品と、血液検査に必要な製品をワンストップで販売している点が大きな特長だ。装置・システムの納入後も臨床検査試薬や消耗品で継続的に収益を上げられるビジネスモデルになっている。また、極めて専門性の高い分野であるため参入障壁が高く、装置・システムの更新時にも継続採用が見込まれる。大規模病院向けを中心に高いシェアを有しているが、直販に加え他社へのOEM供給により国内外の市場開拓を積極的に行っている。 2014年12月期の第2四半期累計(2014年1月-6月期)決算は、売上高が前期比0.8%減の4,343百万円、経常利益が同52.7%増の431百万円だった。前年同期に大型案件があった反動で若干の減収となったものの、業務委託削減による内製化の進展や効率的な人員配置の実施で利益率が改善し、大幅な増益となった。 また、第2四半期決算発表に先立ち2014年12月期の通期業績予想を上方修正しており、売上高が前期比1.9%増の9,400百万円、経常利益が同17.2%増の840百万円という見通しを示している。 更なる成長のためには、売上の拡大と利益率の向上が課題となる。国内市場は大きな拡大が見込めないため、OEM供給の活用などでアジアを中心とした海外市場の開拓にも注力している。また、売上高経常利益率が安定して10%超となることを目標に、業務の内製化をさらに推進し、外部への委託を削減していく方針だ。 「医療」という株式市場が注目する分野で独自の強みを発揮しており、最近は国内外の機関投資家からの問い合わせが増えているようである。今後のビジネス展開とともに、株価動向にも注目である。 ■Check Point ・血液検査に必要な製品を幅広く扱い、大規模病院向けで高シェア ・通期業績予想を上方修正、2ケタの経常増益見込み ・海外市場開拓と業務内製化を推進し、売上拡大・利益率上昇を目指す (執筆:フィスコ客員アナリスト 柄澤 邦光) 《FA》
関連銘柄 1件
6722 JQスタンダード
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時価総額 11,308百万円
血液検査分野に特化した臨床検査機器メーカー。臨床検査情報システムや検体検査装置、試薬開発等を手掛ける。臨床検査試薬は伸び悩む。20.12期3Qは検体検査装置が増収。電解質分析装置のOEM向け販売が増加。 記:2020/11/11