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フジコー Research Memo(7):2014年6月期は主力の建設系リサイクル事業が計画を上振れ

2014/9/30 18:06 FISCO
*18:08JST フジコー Research Memo(7):2014年6月期は主力の建設系リサイクル事業が計画を上振れ ■業績概要 (2)2014年6月期決算の概要 フジコー<2405>の2014年6月期の連結業績は、売上高が2,534百万円(前期単体比13.8%増)、営業利益が355百万円(同27.7%増)、経常利益が296百万円(同32.7%増)、当期純利益が130百万円(同14.0%増)となった。 今年1月に子会社1社(一戸フォレストパワー)、孫会社1社(一戸森林資源)を設立したことに伴い連結決算に移行したが、実質的な増収増益決算と見ることができる。また、期初会社予想との対比でも大きく計画を上回った。 建設系リサイクル事業は、売上高が前期比14.3%増の2,067百万円、売上総利益が同27.3%増の556百万円と計画を上回る増収増益となった。旺盛な処理需要や各施設の順調な稼働により、受入数量、受入平均単価ともに順調に推移した。特に、バイオマス発電事業の売上高は、発電施設の稼働率向上により前期比28%増と伸長した。また、利益率の高いバイオマス発電事業の拡大のほか、各施設の稼働率や受入単価の向上などにより売上総利益率が上昇したことで大幅な増益となった。 食品系リサイクル事業は、売上高が前期比5.5%増の280百万円、売上総利益が同2.2%減の35百万円と増収減益であった。堆肥化から飼料化への集約を進めるなかで、今年2月以降の大雪の影響はあったものの、ほぼ計画どおりの増収を確保した。なお、鉾田ファームは前期比52.9%増と大幅に拡大している。一方、飼料化に適した受入品目の限定により、受入単価が低下したことから売上総利益率は若干低下した。 白蟻解体工事は、売上高が前期比22.9%増の186百万円、売上総利益は同17.1%減の6百万円となった。消費税増税の影響等による件数増加で計画どおりの増収となった、人件費の高騰等により売上総利益率は低下している。 森林発電事業は、営業開始に向けて準備中の段階であり、まだ売上高は計上されていない。 利益面では、管理コストの増加分を増収により吸収したことで営業利益率は14.0%(前期単体は12.5%)に改善した。なお、経常利益の伸び率が大きいのは、銀行借入圧縮に伴う金融収支の改善によるものである。 財務面では、今年3月に行った公募増資(355百万円の調達)により、自己資本比率は46.2%(前期単体では38.6%)に改善した。調達資金は、今期より開始した森林発電事業(森林資源を活用したバイオマス発電事業)への投資に充てる予定である。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫) 《FA》
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時価総額 2,706百万円
建設系産業廃棄物の破砕・焼却など中間処理が主体。白蟻防除や老朽家屋の解体等も手掛ける。電力小売事業は新規開拓推進。建設系リサイクル事業は好調。収集運搬事業は新規取引先が拡大。20.6期1Qは2桁増収増益。 記:2019/11/21