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デリカフーズ Research Memo(4):第1四半期は増収減益、四半期ベースでは前期第3四半期を底に回復基調

2014/9/26 17:03 FISCO
*17:05JST デリカフーズ Research Memo(4):第1四半期は増収減益、四半期ベースでは前期第3四半期を底に回復基調 ■業績動向 (1)2015年3月第1四半期の業績概要 8月11日付で発表されたデリカフーズ<3392>の2015年3月期第1四半期連結業績は、売上高が前年同期比8.8%増の6,803百万円、営業利益が同23.6%減の158百万円、経常利益が同17.3%減の171百万円、四半期純利益が同15.7%減の101百万円と増収減益決算となった。通期の会社計画に対する進捗率では、売上高で25.2%、営業利益で21.5%となり、利益面ではやや会社計画を下回る結果となった。 売上高はカット野菜が東京第2FSセンター稼働(2013年7月)による能力増効果で、前年同期比14.6%増の2,413百万円となったほか、ホール野菜も同6.6%増の3,657百万円と堅調に推移するなど、会社計画よりも若干上回る進捗となった。既存顧客向けの売上が堅調に推移したほか、新規顧客の開拓も順調に進んでいる。 営業利益については、6月の長雨の影響による野菜品質の悪化で、カット野菜の作業効率が低下し、廃棄ロスが増加したこと、また、人件費や減価償却費、物流費などが増加したことが減益要因となった。人件費については、前期後半からパート従業員の不足により、コストの高い派遣社員を採用していたことや、最低賃金のアップを実施したことが増加要因となった。なお、派遣社員数に関しては前年第3四半期がピークで、今年2月以降はパート従業員への切り替えを段階的に進めている状況にある。 また、減価償却費に関しては東京第2FSセンターの稼働を主因に、前年同期比で43百万円増加している。このため、償却前営業利益ベースで見ると前年同期比で2%程度の減益だったことがわかる。さらに、当第1四半期では物流費が特殊要因で増加したことも影響した。具体的には、静岡県内で委託していた物流会社が4月に倒産したことで、緊急的に名古屋から静岡県内まで配送業務を行っていた。この影響だけで、20〜30百万円の費用増になったとみられる。静岡県内の物流に関しては、9月に新しい会社に委託することが決まっており、第3四半期以降は正常化する見込みだ。 以上から、当第1四半期の減益に関しては、天候不順や人件費、償却費、物流費など一時的な費用増による影響が大きく、実態としては順調に成長を続けていると言っても過言ではない。実際、四半期ベースの業績で見ると、前期第3四半期を底に回復に向かっていることがうかがえる。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《FA》
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青果物商社のデリカフーズを中核とする持株会社。外食・中食産業向けにホール野菜、カット野菜等を販売。物流事業、コンサル事業等も。24年3月に大阪FSセンターが竣工。中計では27.3期売上高600億円目標。 記:2024/06/25