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アバント Research Memo(1):過去最高業績を連続で更新、業績連動による配当成長も

2014/9/16 18:05 FISCO
*18:08JST アバント Research Memo(1):過去最高業績を連続で更新、業績連動による配当成長も アバント<3836>は連結経営・会計システムのパッケージソフト事業大手である(株)ディーバの他、その傘下にERP、ビジネスインテリジェンス(BI)およびビッグデータ関連のソリューションサービス、並びに企業開示情報の検索サービス等を提供する4つの主要な事業会社を有する持株会社。 2014年6月期の連結業績は、売上高が前期比23.3%増の8,300百万円、営業利益が同68.2%増の1,088百万円と過去最高業績を3期連続で更新。主力の連結会計システムで新規大型案件の寄与があった他、2013年6月期第2四半期より子会社化した(株)ジールの収益が通年で計上されたことなどが主な原因だ。 一方、2015年6月期の連結業績は売上高が9,400百万円、前期比13.2%増となる反面、営業利益は同30.2%減の760百万円を見込む。売上高については人的リソースの不足による未達リスクを考慮していることに加え、例えばM&Aによる外部からの成長取り込みなどの不確定な要素を排除した保守的な予想となっている模様。一方、同社は当期を来期以降の成長に向けた投資の時期として位置付けており、人財投資や新製品の開発投資、社内情報インフラ投資などを積極的に行っていくために減益を予想している。 今後は優れた人財の育成とともに、連結会計システムをベースとしたソリューション領域の拡大、サービス導入からサポートに至るまでの最適メソッドの確立を進めることで、「ハイパフォーマンスサービス」を実現し、グローバルIT企業へと成長を推進していく戦略だ。目標とする経営指標としては、年売上成長率で20%、EBITDA(償却前営業利益)率で20%(2014年6月期は15.6%)を掲げている。株主還元策に関しては配当性向10%を基準に、業績連動配当を導入しており、今後、収益が増加して行くと共に、配当成長も期待されるであろう。 ■Check Point ・圧倒的な導入実績と高い投資効率、多彩なソリューション提案力が強み ・今期は成長に向けた基盤づくりに投資、来期以降に再び2ケタ増収増益基調へ ・最大の経営目標として「100年企業の創造」を設定 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《FA》
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経営管理特化のソフトウエア開発等を行うアバント、連結会計システムの開発等を行うディーバなどを傘下に収める持株会社。トヨタ自動車などが主要取引先。連結会計アウトソーシング市場でのシェア拡大などに注力。 記:2024/08/05