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*18:07JST ネクスト Research Memo（9）：ブランディングプロモーションや不動産事業者向け新サービスに注力 ■2015年3月期の取り組み （1）2015年3月期第1四半期の活動実績 ネクスト<2120>は、当第1四半期にスマートデバイス対応の強化や新サービスのリリース、不動産市場レポートの配信などを行った。スマートデバイス対応では、iOS向けアプリ「HOME'S」をリニューアルしたほか、視覚障がい者向けアプリをリリースした。また、「HOME'S介護」「HOME'Sリノベーション」「HOME'S Style Market」といったスマートフォン向けサイトをリニューアルするなど、スマートデバイス対応サービスを次々とリリースした。新サービスでは、物件を探しやすくする360度パノラマ画像や、日本リビング保証社との提携による新築一戸建て向けの設備保証サービス「HOME'S新築設備保証」を開始。「HOME'S新築設備保証」は通常1年間のメーカー保証を10年間保証するもので、ポータルサイトでは初となる。 不動産市場レポートは、今後拡大が予想される中古住宅・リノベーション市場についてHOME'S総研がまとめたもので、誰でも無料でダウンロードできる。業界のリーディングカンパニーとして市場の育成に貢献するため、今後も定期的に配信していく計画である。 （2）今後の取り組み 第2四半期以降については、引き続きブランディングプロモーションの強化、不動産事業者向け新サービスのリリース、インターネットベンチャー投資などに取り組む方針である。 ブランディングプロモーションに関しては、チャネル、エリア、投下量を前期より拡大する。TVCM、交通広告（バスを追加）、YouTube、キャンペーンなどを通じて、これまでの関東及び関西地区に加え九州や東海地区へエリアを広げ、上期には23億円（前年同期は17億円）の費用を投下する計画である。 不動産事業者向け新サービスでは、不動産会社を対象とした業界特化型のDMP※サービスを開始する。同社がこれまで培ってきたマーケティングにおけるノウハウやデータベースをプラットフォームとして提供することで、顧客のWEB広告効果の最適化を図り、成約率や売上向上を支援する。 インターネットベンチャー投資では、15秒動画SNS「Mechika（メチカ）」を運営するGlue-th社に出資した。今後、インターネット上のコミュニケーションではショート動画の活用が進むとの見方から、次世代ビジネスの種を見出し、育成する活動の一環として出資に踏み切った。 ※DMP＝データ・マネジメント・プラットフォームの略 （執筆：フィスコ客員アナリスト　柴田　郁夫） 《FA》