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ソルクシーズ Research Memo(3):第2四半期も2ケタ増収増益、金融向け中心にソフトウェア開発好調

2014/9/3 18:01 FISCO
*18:05JST ソルクシーズ Research Memo(3):第2四半期も2ケタ増収増益、金融向け中心にソフトウェア開発好調 ■業績動向 ソルクシーズ<4284>が7月31日付で発表した2014年12月期第2四半期累計(2014年1月-6月期)の連結業績は、売上高が前年同期比12.6%増の5,200百万円、営業利益が同80.2%増の286百万円、経常利益が同12.6%増の281百万円、四半期純利益が同18.3%減の136百万円となった。企業のIT投資回復を受け、金融業界向けを中心にソフトウェア開発事業が好調に推移した。期初の会社計画に対しては、売上高、利益ともに若干未達となったが(経常利益を除く)、ほぼ計画の範囲内での着地と言えよう。 増収効果や販管費の抑制によって、営業利益率は5.5%と前年同期比で2.1ポイント上昇した。経常利益の増益率が12.6%にとどまったのは、デリバティブ評価損益が91百万円の評価益から5百万円の評価損に転じたことが主因となっている。また、四半期純利益が減益となっているのは実効税率の上昇(前年同期の31.6%から51.4%へ)によるものである。 事業セグメント別で見ると、主力のソフトウェア開発事業は、売上高が前年同期比12.0%増の4,959百万円、営業利益が同49.2%増の306百万円となった。単独ベースの業種別売上動向を見ると、主力の金融業界向けが同14.2%増となったほか、情報・通信向けが同8.6%増と堅調に推移した。とりわけ金融業界向けでは、ここ数年情報化投資を抑制してきた銀行、証券、クレジット会社が競争力の向上に向けた大型投資を復活させており、受注案件の大型化が進んでいる。一方で、開発要員の不足も顕在化してきており、人的リソースを大型開発案件に振り向けた影響も加わり、流通、官公庁、インフラ・製造向けの売上高は前年同期比で減収となった。 グループ子会社で特に好調だったのは、大手自動車メーカー向けに組込み系コンサルティング業務を行う(株)エクスモーションや、センサー技術をベースに制御/計測、可視化システム等の組込み系開発業務を行う(株)イー・アイ・ソルなどで、いずれも売上高は前年同期比で大幅な伸びとなった。 また、デジタルサイネージ事業の売上高は前年同期比26.4%増の240百万円となった。国内子会社で2013年より開始した太陽光発電工事の売上増が寄与した。また、営業損失も20百万円と前年同期の46百万円から縮小した。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《FA》
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クレジット、証券など金融向けに強みを持つソフトウェア開発会社。ソリューション事業、コンサルティング事業も手掛ける。SBIHDが筆頭株主。富士通などが主要取引先。航空宇宙・防衛分野の取り組みを強化。 記:2024/08/13