株～企業情報・おすすめ銘柄

*18:07JST 明光ネット Research Memo（1）：明光義塾事業の安定成長と新規事業の収益貢献に期待 明光ネットワークジャパン<4668>が7月9日付で発表した2014年8月期第3四半期累計（2013年9月-2014年5月期）の連結業績は、売上高が前年同期比3.2%増の11,009百万円、経常利益が同8.1%減の2,158百万円となった。主力の明光義塾事業において、生徒数拡大のための募集活動や研修体制の強化を進めるなど、費用が先行したことが減益要因となった。一方、旺盛な学童保育需要を背景に明光キッズ事業が順調に事業拡大するなど、新規事業の損益は改善が進んでいる。 2014年8月期通期の業績は売上高が前期比7.8%増の16,470百万円、経常利益が同4.3%増の3,880百万円と増収増益を見込んでいる。明光義塾や早稲田アカデミー個別進学館、明光サッカースクール、東京医進学院などにおける夏期講習・合宿への積極的な取り組みに加えて、伸び悩んでいる明光義塾の教室数、生徒数の拡大を推進することで、計画の達成を目指していく。 同社は中期3ヶ年計画で、最終年度となる2016年8月期に売上高18,720百万円、経常利益4,500百万円を目標として掲げている。明光義塾事業における安定成長と新規事業の収益貢献が今後期待される。株主還元策については配当性向を50%まで段階的に引き上げていく方針を示しており、2014年8月期も前期比5円増配の32円（配当性向で約38%の水準）と連続増配を計画。フランチャイズ（FC）事業をベースとした安定的な収益成長に加えて、配当成長が期待できる企業として注目される。 ■Check Point ・3Q累計は増収減益、新規事業が順調に推移 ・旺盛な需要を背景に明光キッズ事業の今後の成長に期待 ・16/8期売上高18,720百万円目指す、その他事業は成長局面へ （執筆：フィスコ客員アナリスト 佐藤　譲） 《FA》