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*11:25JST デリカフーズ---「食の安全」が意識されリスク管理体制で高い評価を獲得 デリカフーズ<3392>は、外食・中食向けカット野菜、ホール野菜卸の国内最大手。抗酸化力など野菜の機能性に着目した研究開発やメニュー提案を行う付加価値創造型企業。2017年3月期に売上高350億円、経常利益10.5億円が目標。 第1四半期決算では、売上高は前年同期比8.8％増の68.03億円、営業利益は同23.6％減の1.58億円、経常利益は同17.3%減の1.71億円、最終利益は同15.7%減の1.01億円での着地となった。 長年取り組んでいる青果物の機能性研究を活かした付加価値の高いメニュー提案を積極的に推進。また、カスタマーの「食の安全・安心」への関心が一層強くなったことに伴い、グループ内において継続的に整備・運用している食品安全確保・品質保証の体制並びに危機管理などリスク管理の体制が高く評価され、大手外食チェーンなどの新規顧客の獲得及び既存取引の深耕が計画以上に進展したことで売上高は前年同期比プラスとなった。ただ、6月の長雨の影響により野菜の品質が悪化したことによる作業効率の低下及びロスの増加、人手不足に伴う人件費の上昇及び電気料金の値上げなどによるコスト増加が影響して、各利益は前年同期比マイナスとなった。 なお、通期業績に関しては、売上高は前年同期比1.4％増の270.0億円、営業利益は同47.2％増の7.39億円、経常利益は同48.9％増の7.5億円、最終利益は同65.6％増の4.57億円と大幅な増益見通しは据え置き。 《TM》