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ヒマラヤ Research Memo(3):新規出店やワールドカップ効果等で増収基調を継続

2014/8/4 16:04 FISCO
*16:06JST ヒマラヤ Research Memo(3):新規出店やワールドカップ効果等で増収基調を継続 ■決算動向 (1)2014年8月期の第3四半期累計業績について ヒマラヤ<7514>が6月27日付で発表した2014年8月期第3四半期累計(2013年9月-2014年5月)の連結業績は、売上高が前年同期比6.3%増の52,043百万円、営業利益が同26.6%減の1,306百万円、経常利益が同26.1%減の1,374百万円、四半期純利益が同37.2%減の549百万円となった。 売上高は、新規出店効果(第3四半期末のグループ店舗数は前年同期比7店舗増の146店舗)に加えて、健康志向の高まりを背景としたランニング関連用品やアウトドア関連用品が好調を持続したこと、また、サッカーワールドカップ効果で日本代表チームのユニフォームの販売が急伸したことなどにより、会社計画に対しても若干上回って推移した。 一方、営業利益は会社計画を428百万円下回る格好となったが、この要因としては売上総利益率が想定よりも1.4ポイント低下したことが挙げられる。四半期別の売上総利益率の推移を見ると、第3四半期の総利益率も前四半期比では改善したものの、前年同期の水準と比べると依然、低い水準にとどまったことが影響した。第3四半期に入り、気温の上昇が遅れたことにより春物衣料全般の動きが良くない中、衣料品のトレンド変化が想定以上に加速し、春先の主力商品であったトレーニングウェアの売上が伸び悩み、クリアランスを実施したことが要因。 一方、販管費に関しては対売上比率で33.8%となり、前年同期比で0.4ポイント、計画比でも0.6ポイント下回った。ヒマラヤ店舗で今期より本格導入を開始したLSP※の効果が出ているほか、ドミナント戦略に基づく出店の継続によって、販促費の効率化が進んでいることが改善要因につながっている。また、子会社のB&Dが1月に実施した早期退職優遇措置に伴い、第3四半期は人件費を中心に販管費で40百万円強の減少要因になったとみられる。 ※LSP:レイバー・スケジューリング・プログラム。店舗運営において仕事の内容によって正社員と非正規社員の役割分担を明確にすることで、生産性の向上を実現する経営管理手法のことを言う。 B&Dの業績について見ると、売上高は前年同期比0.2%減の6,347百万円、営業損失は55百万円となり、会社計画比ではいずれも下回る格好となった。売上高は第2四半期までの天候要因(9月の台風、2月の2回の大雪)が大きく影響しており、第3四半期だけで見ると前年同期比で2.5%増と3四半期ぶりの増収に転じている。また、営業利益の下振れ要因としては、売上の未達に加えて、ヒマラヤ同様衣料品の売上低調を主因とした売上総利益率の悪化が要因となっている。ただ、前年同期比では赤字幅が縮小しているほか、早期退職優遇措置の実施に伴って社内の活性化も進んでいることから、今後の収益改善が期待される。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《FA》
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大型総合スポーツ用品店「ヒマラヤ」を全国展開。岐阜市に本社。オリジナル商品の企画・開発、ECサイト運営等も。24年2月末時点のグループ店舗数は98店舗。中期経営計画では26.8期売上高690億円目標。 記:2024/06/09