株～企業情報・おすすめ銘柄

*11:34JST 注目銘柄ダイジェスト（前場）：KLab、アステラス製薬、サイバーダインなど KLab<3656>：2175円（前日比+259円） 急伸。特に材料は見当たらないが、同社のほか、マーベラス<7844>、コロプラ<3668>などソーシャルゲーム関連株の強い動きが目立っている。先週末にかけてのミクシィ<2121>の株価急騰が刺激、「次のミクシィ」を探る動きにもなっているようだ。また、コロプラが先に好決算を発表しており、「ラブライブ」がランキング上位を維持していることなどから、同社にも業績期待などが高まる状況にも。 アステラス製薬<4503>：1444円（同+46円） 年初来高値更新。先週末に第1四半期決算を発表、IFRSコアベースの営業利益は660億円で、コンセンサスを100億円以上上回る着地となっている。国内医療医薬品が伸び悩んだが、欧米市場での販売が想定を上回った。また、原価率が25.7％と前年同期の30.1％から大幅に改善、大幅増益につながった。医薬品セクターのコア銘柄としての位置づけなど高める動きにも。 ローム<6963>：6270円（同+370円） 年初来高値を更新。先週末に第1四半期の決算を発表、営業利益は92.8億円で前年同期比5倍となり、上半期計画137億円に対する進捗率は68％に達している。市場コンセンサスは80億円程度であったとみられ、大幅に上振れる格好となっている。車載市場向けを中心としたLSI部門の収益改善に加えて、半導体素子部門の利益も伸長した。据え置きの通期計画上振れ期待なども高まる状況となっている。 ダイセル<4202>：1110円（同+69円） 強い動きで年初来高値更新。先週末に第1四半期の決算を発表、営業利益は前年同期比61％増益の125億円となり、100億円程度であった会社計画に加えて、コンセンサスも20億円近く上回っている。セルロース、有機合成、合成樹脂事業などが好調、通期計画の上振れ期待なども高まる格好に。メリルリンチ（ML）では目標株価を1070円から1200円に引き上げている。 クボテック<7709>：302円（同+31円） 急伸。先週末に第1四半期決算を発表、土地建物売却による固定資産譲渡益計上で、最終損益は前年同期の0.7億円の赤字から4.2億円の黒字に転換したことが材料視されている。また、営業損益は前年同期と同水準の0.7億円の赤字となったが、前四半期は2.6億円の赤字となっていたことで、ボトムアウトと捉える向きもあるようだ。なお、主力の画像処理外観検査装置は引き合いが徐々に増えているもよう。 テラ<2191>：1531円（同-69円） 売り先行。上期の営業損益を7800万円から1.1億円の赤字へ、通期見通しを1.4億円の赤字から3.2億円の赤字へとそれぞれ下方修正したことが嫌気されている。上期は医療支援事業が細胞培養機器販売等の大型案件の新規受注などにより増収だったものの、細胞医療事業で症例数が伸び悩んだこと等により減収となった。また、新規事業の立上げ費用が発生することも損益面の重しに。 セプテーニＨＤ<4293>：1377円（同+52円） 買い優勢。三菱ＵＦＪが投資判断「アウトパフォーム」を継続し、目標株価を1440円から1500円へと引き上げたことが好材料視されている。決算説明会において、セプテーニ・オリジナルがTwitterのMarketing Platform Partnersプログラムの広告APIパートナーに認定され、ソーシャル広告運用最適化ツール「PYXIS」がTwitter広告にも対応することになったという話はポジティブと指摘。同社は、Facebook向けに戦略的に取り組んできたソーシャルメディア向けのノウハウを、Twitter向けでも活かせるとコメントしている。 サイバーダイン<7779>：4130円（同+135円） 買い先行。先週はミクシィ<2121>と共に賑わいを見せ、引き続き、需給面主導での上値追いとなっている。また、1日にはロボットスーツHAL医療用を米国に輸出するため、米国食品医薬品局（FDA）に対して、医療機器承認を取得するための一連のプロセスを開始したと発表している。ロボットスーツHAL医療用の特徴、特定クラスへの分類理由などを概略した513（g）申請書類を提出したと。 《KO》