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テクノアルファ Research Memo(8):14/11期の見通しは非公表も受注動向から2ケタ増収増益見込み

2014/7/17 19:17 FISCO
*19:17JST テクノアルファ Research Memo(8):14/11期の見通しは非公表も受注動向から2ケタ増収増益見込み ■業績動向 (2)2014年11月期の業績見通し テクノアルファ<3089>は受注変動が大きい半導体製造装置を中心に事業を展開しており、業績見通しが容易でないことから、通期業績見通しの公表を行っていない。ただ、第2四半期累計までの収益状況、並びに今後の受注動向などを考慮すれば、売上高で前期比43.5%増の3,700百万円、経常利益で同49.1%増の350百万円程度は達成可能とみられる。セグメント別の見通しについては以下のとおり。 ○エレクトロニクス事業 エレクトロニクス事業は、パワー半導体の生産数量増加により、収益柱である消耗品の売上増が期待される。自動車のなかでもパワー半導体が多く搭載されるハイブリッドカーの生産拡大が見込まれるほか、白物家電についてもインバーター化の流れが中国など海外市場で進み始めており、パワー半導体の需要をけん引する。また、日系半導体メーカーによるアジアでの設備投資計画もあり、装置本体の売上も堅調な推移が見込まれる。さらには、半導体製造用真空リフロー装置の売上も自動車半導体メーカー向けに拡大し、同事業の通期売上高は前期比で約4割増の2,300~2,400百万円が見込まれる。 ○マリン・環境機器事業 マリン・環境機器事業に関しては、マリン機器において300百万円を超える豊富な受注残を抱えていることから、通期売上高もほぼ見えている状況にあり、前期比33%増の500百万円程度となる見通し。 環境機器分野においては、油水分離用ろ過装置にターゲットを絞って受注活動を行っており、現在、デモ機を貸与している複数のプラント・機械メーカーから、良好な結果データを得られていると言う。2015年11月期以降の本格受注に期待がかかる。今後採用が進めば、半導体製造用真空リフロー装置と同様に、消耗品(セラミックフィルター)で収益を稼ぎ出すビジネスモデルに育成したい考えだ。 ○SI事業 SI事業に関しては、中国の代理店経由でEMIテスタの受注獲得が見込まれている。中国ではスマートフォンメーカーが急速に成長しており、機器の設計に当たってEMIテスタの需要が現地でも高まってきていることが背景にあるとみられる。特に、最近では複数の周波数帯域を利用可能なマルチバンド化が進んでおり、ノイズ対策も含めた機器の設計は困難となってきているだけに、今後も中国を含めたアジアでの受注拡大が期待される。 2014年11月期の通期売上見通しは、前期比13%減の500百万円程度となる見通しだが、原価低減が進んでいることから、利益面では増益が予想される。 ○サイエンス事業 サイエンス事業に関しては通期で300百万円強の売上となる見通し。前述したように第2四半期累計で計上した大型案件が一巡することで、第3四半期以降は例年並みの売上に戻る見通しだ。 なお、今後はペリテックや同社の神奈川事業所も含め、製品ごとに適正な生産拠点のアロケーションを行っていく予定となっている。また、ペリテックが持つソフトウェア解析技術などを製品開発に活かしていくほか、販売ネットワークもグループ間で共有することによるシナジー効果も期待できよう。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《FA》
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半導体製造装置や電子材料等の輸入、販売等を行うエレクトロニクス事業が主力。マリン・環境機器事業、サイエンス事業等も。エレクトロニクス事業は案件大型化の傾向。半導体テストソリューションの強化等を図る。 記:2024/05/06