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テクノアルファ Research Memo(7):14/11期2Qは半導体市況の急回復により大幅な増収増益を達成

2014/7/17 19:15 FISCO
*19:15JST テクノアルファ Research Memo(7):14/11期2Qは半導体市況の急回復により大幅な増収増益を達成 ■業績動向 (1)2014年11月期の第2四半期累計業績 2014年6月30日付で発表されたテクノアルファ<3089>の2014年11月期の第2四半期累計(2013年12月-2014年5月)の連結業績は、売上高が前年同期比80.7%増の1,982百万円、営業損益が223百万円の黒字(前年同期は1百万円の赤字)、経常利益が同221.5%増の258百万円、四半期純利益が同275.0%増の156百万円と大幅な増収増益となった。 エレクトロニクス事業の売上高が半導体装置の市況回復によって、前年同期比113.6%増と急回復したことが主因。営業利益ベースでは既存3事業すべてで増益となっており、また、新たに子会社化したKYAの業績も、売上高で253百万円、営業利益で17百万円の上積み要因となった。SI事業の売上高が伸び悩んだ以外は、ほぼ計画どおりの進捗だったと言えよう。事業セグメント別の概況は以下のとおりとなる。 ○エレクトロニクス事業 エレクトロニクス事業の業績は、売上高が前年同期比113.6%増の1,244百万円、営業損益が169百万円の黒字(前年同期は8百万円の赤字)となった。また、受注額に関しても、前年同期比31.7%増の1,140百万円(受注残高644百万円)と順調に拡大した。半期ベースで見ると、前下期の1,296百万円に対して受注額が若干減少しているが、これは2013年10月に半導体製造装置で約400百万円の大型受注(当第2四半期累計期間に売上計上)を獲得しており、当第2四半期累計にはこうした大型案件がなかったことによる。これを除けば順調に拡大しているとみることができる。 主力の半導体装置に関しては、装置本体が大型案件の進捗により前年同期比2倍増の400百万円と急回復したほか、収益柱である消耗部品もパワー半導体の国内生産回復により、190百万円と増収に転じた。また、当第2四半期累計においては、半導体製造用真空リフロー装置も自動車半導体メーカー向けに本格導入が進み、127百万円の売上を計上している。 一方、電子機器・材料事業の売上高も、国内エレクトロニクス業界の市場環境が改善してきたこともあり、前年同期比で11%増と増収に転じた。 ○マリン・環境機器事業 マリン・環境機器事業の業績は、売上高が前年同期比55.2%増の263百万円、営業利益が同75.7%増の48百万円と好調に推移した。また、受注額に関しては、前年同期比6.4%減の223百万円(受注残高377百万円)となった。前年同期には約200百万円の大型受注が含まれているが、当第2四半期累計には大型案件がなかったことによる。 巡視船用ミランダ式ボートダビットや救命艇など前期に受注した案件を中心に、マリン機器の売上が好調に推移した。一方、環境機器については、油水分離装置など引き合い案件が増えてきているものの、受注には至らず低調に終わった。 ○SI事業 子会社のペリテックが展開するSI(システムインテグレーター)事業の業績は、売上高が前年同期比35.8%減の221百万円と減収となったものの、営業利益は同35.5%増の50百万円と増益となった。また、受注高に関しても、前年同期比41.9%減の175百万円(受注残高75百万円)と、売上高と同様に減少傾向が続いた。 売上高では前年同期に計上した大型案件がなくなったことで減収となったが、原価低減を進めたことで利益面では増益となった。ただ、受注の低迷が続いていることもあり、今後はペリテックの営業エリア圏外である中部地区において、営業活動を展開していく予定としている。 ○サイエンス事業 当期より新規連結したKYAで展開するサイエンス事業の業績は、売上高が253百万円、営業利益が17百万円、受注高が255百万円(受注残高2百万円)となった。大型受注案件が寄与したことで、前期分に近い売上高を計上する格好となった(2013年9月期の売上高は279百万円)。 なお、KYAののれん償却額は177百万円(10年間の定額償却)となり、当第2四半期累計では4百万円ののれん償却が計上されている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《FA》
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半導体製造装置や電子材料等の輸入、販売等を行うエレクトロニクス事業が主力。マリン・環境機器事業、サイエンス事業等も。エレクトロニクス事業は案件大型化の傾向。半導体テストソリューションの強化等を図る。 記:2024/05/06