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日本トリム Research Memo(14):2016年以降、遺伝子関連事業の業績は14年3月期を上回る可能性も

2014/7/16 18:34 FISCO
*18:38JST 日本トリム Research Memo(14):2016年以降、遺伝子関連事業の業績は14年3月期を上回る可能性も ■各事業の現状と将来性について (2)医療関連事業 (a)遺伝子関連事業 日本トリム<6788>は日本市場へ参入するための取り組みを実施しており、本年中の体外診断薬の申請を目指している。7月10日のリリースでは、同社製品の日本での販売開始が発表された。販売先のフナコシ(株)とは以前から取引をしているが、現在アメリカで展開している主力製品については取り扱いがなかったため、この7月より販売することとした。体外診断薬の承認後の販路開拓に向けた前準備と思われる。また、欧州、中国への展開も考えており、CEマークの認証取得に向けて取り組んでいる。持株会社であるトリムジンホールディングスが日本での上場を目指しているのは、こうした世界各国への展開を想定していることから、日本での上場が最も運営をしやすいと判断したため。同社製品が上述の治験に採用されたこともあって、製品としての信頼性も高まり、より展開しやすい状況になっているとみている。2015年3月期の業績予想では保守的にみているものの、今年度の準備次第で2016年度以降は2014年度を上回る業績の実現も可能と思われる。 (b)さい帯血保管事業 現在3万名を超える保管数を有する日本最大の私的さい帯血バンクであるステムセル研究では保管数拡大に向けて営業力強化を図っている。将来的にはさい帯血の保管だけでなく、精子や卵子の保管事業を展開する可能性があり、また、幹細胞を利用した新治療法の発見にも寄与したい考え。日本におけるさい帯血の保管率が他国に比べて低いことからその潜在力には期待が高いが、現在視野に入れているさい帯血保管から派生する新ビジネスについても、国内最大のさい帯血バンクであるからこそ実現の可能性が高いと思われる。 (c)電解水透析事業 電解水透析においては着実に導入施設が増加している。本年6月に開催された日本透析医学会においても電解水透析に関して3演題が発表されるなど、その注目度も高まっており、導入を前向きに検討する施設が増えてきている。2015年3月期における導入見込み数も増加している。本年夏頃を目処に従来の電解水透析システムに改良を加えてバージョンアップさせ、その後の営業展開をさらに加速させていく見通しだ。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 柄澤 邦光) 《FA》
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整水器メーカー最大手。電解水素水整水器等の製造・販売を行うウォーターヘルスケア事業が主力。電解水透析等の医療関連事業も。ステムセル研究所を傘下に持つ。スポーツ分野、美容分野の販路開拓は順調に進捗。 記:2024/06/11