マーケット
10/7 15:15
39,332.74
+697.12
41,954.24
-398.51
暗号資産
FISCO BTC Index
10/8 7:21:34
9,376,220
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

日本トリム Research Memo(13):国内整水器事業の好調に加え、今後は海外事業の成長に注目

2014/7/16 18:33 FISCO
*18:36JST 日本トリム Research Memo(13):国内整水器事業の好調に加え、今後は海外事業の成長に注目 ■各事業の現状と将来性について (1)ウォーターヘルス事業 (a)国内整水器事業 国内整水器については引き続き過去最高の収益を予想。年間販売台数も着実に増し、2015年3月期においては約8万3千台の販売を見込む。大口取引先の開拓も順調に進んでいるとのことで、年間10万台に届く日も近いと思われる。また、「水素水」が一般的に知られるようになったことも日本トリム<6788>の販売台数増加へ大きく寄与している。日本国内の浄水器世帯普及率が約40%(※浄水器協会調べ)であることから、浄水機能に加えて健康効果のある電解水素水を生成することができる同社製品へシフトする動きも加速するとみている。 売上のおよそ4分の1を占める浄水カートリッジ販売については高い交換率を維持している。これは2010年3月、トリムイオンNEO(ネオ)を発売した時期から顧客フォローにも注力したことが最も大きい。定期的な情報誌の提供や浄水カートリッジの交換案内に加え、未交換顧客に対しては架電により定期交換の必要性や効果・効能などを改めて説明することにより高交換率を維持している。今後は整水器購入後、数ヵ月後に使用状況確認等の架電にも取り組むことで顧客フォロー体制をより強化する方針で、従来から安定した経営体制がさらに盤石なものなると思われる。 (b)海外整水器事業 海外整水器については現在中国と台湾において展開している。特に中国については2010年から増収増益を続けており、3年間で売上高も3倍以上の伸びを示している。本体に比べて規模は小さいながらも着実に業績を拡大し、現在、現地の大手法人との提携にも取り組んでおり、今後の成長加速が期待される。 (c)海外ボトルドウォーター事業 インドネシアで展開するボトルドウォータービジネスも増収増益を続けている。経済成長により中間所得層が拡大していることも持続的成長につながっており、更なる業績拡大に向け、生産ラインの増強や、新たな水源の確保を計画している。また、シンガポールなど隣国への輸出も行っており、今後も増収増益を継続する見込み。 (d)農業への応用 「還元野菜(R)」事業 主力製品である電解水素水整水器を応用し、農業用整水器を開発。農作物の育成に電解水素水で灌水することにより、水道水に比べて収穫量の増加や、作物に含まれる抗酸化成分の増加といったデータを取得している。数値の再現性などについては今後研究を継続して確立する方針で、本年5月より大型ハウスでの栽培もスタートした。栽培した作物は展示会での出品を行い、高い評価を得ている。今後も展示会への出展により認知を高めてブランド化し、整水器顧客への販売や農業用整水器の販路開拓に努める方針。特に農業用整水器については植物工場への展開が有力視されており、2015年3月期の業績予想には含まれていないが、同社の新たな事業として農業関係者からも注目を集めている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 柄澤 邦光) 《FA》
関連銘柄 1件
6788 東証プライム
3,640
10/7 15:00
+45(1.25%)
時価総額 31,511百万円
整水器メーカー最大手。電解水素水整水器等の製造・販売を行うウォーターヘルスケア事業が主力。電解水透析等の医療関連事業も。ステムセル研究所を傘下に持つ。スポーツ分野、美容分野の販路開拓は順調に進捗。 記:2024/06/11