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前場に注目すべき3つのポイント~まずはトランプ政権誕生を材料視した買い~

2025/1/21 8:41 FISCO
*08:41JST 前場に注目すべき3つのポイント~まずはトランプ政権誕生を材料視した買い~ 21日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■まずはトランプ政権誕生を材料視した買い ■ザイン、24/12上方修正 営業利益 2800万円←1000万円 ■前場の注目材料:オリックス、印社売却、資産入れ替えで次世代エネに再投資 ■まずはトランプ政権誕生を材料視した買い 21日の日本株市場は、買い優勢の相場展開になりそうだ。20日の米国市場は、キング牧師の生誕祭で休場だった。トランプ氏が米大統領に就任した。就任初日に警戒されていた新たな関税の発動については発表しないと海外メディアが報じたことで、警戒感は和らぐ形になりそうだ。ドイツや英国市場も小幅ながら続伸で終えていることも安心感につながると考えられる。シカゴ日経225先物は大阪比55円高の38965円。円相場は1ドル155円60銭台で推移している。 日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、小幅ながら買い先行で始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで75日線を挟んでの推移だったが、一時39100円まで買われる場面もみられた。米国市場が休場だったことで海外勢のフローは限られるため積極的な売買は手控えられそうだが、先物市場で節目の39000円を明確に上放れてくる局面においては、売り方の買い戻しの動きが強まりそうである。 また、今後のトランプ政権の政策を見極めながらの相場展開になりそうだが、中国などとの貿易関係の検証を連邦政府機関に指示するが、貿易相手国が懸念しているような新たな関税賦課には至らないと報じられており、まずはトランプ政権誕生を材料視した買いが入りやすいだろう。祝日明けの米国市場の上昇が期待されやすく、東京市場においても押し目買い意欲の強さが意識されそうである。 昨日の日経平均株価は450円超の上昇となり、200日線を支持線として一時75日線を上回る場面もみられた。75日線を上抜け、14日の下落局面で空けたマド(39054.35円-39166.05円)を埋めてくるようだと、リバウンド基調が一段と強まりやすく、25日線が位置する39262円辺りを目先的なターゲットとしたトレンドが意識されそうだ。物色としては指数インパクトの大きい値がさ株が日経平均株価をけん引する形になりそうである。一方で、こう着感が強まる局面では、個別に材料の出ている中小型に、短期的な値幅取り狙いの資金が向かいやすいだろう。 ■ザイン、24/12上方修正 営業利益 2800万円←1000万円 ザイン<6769>は2024年12月期業績予想の修正を発表。営業利益を1000万円から2800万円に上方修正した。LSI、AIOT両事業とも第4四半期の売上については概ね想定通りの進捗となったが、販管費については、研究開発活動を順調に進めつつもコスト削減を進めた結果、全体としては当初計画より若干削減できる見込みとなり、営業損益については当初計画より増加する見込みとなった。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(38902.50、+451.04) ・日経225先物夜間は上昇(38960、+50) ・活発な自社株買い ・東証による企業価値向上の要請 ・オリックス<8591>印社売却、資産入れ替えで次世代エネに再投資 ・大和ハウス<1925>年収10%引き上げ、新卒初任給は35万円 ・島津製作所<7701>インドに新工場、27年春稼働 ・日立<6501>北米で企業買収、高圧モーター販売・保守 ・双日<2768>双日など検証、電動航空機で貨物輸送、今夏、北九州-宮崎間 ・テイ・エス テック<7313>インド売上高倍増、スズキ向け新工場、今夏稼働 ・エンシュウ<6218>メキシコに現法設立、北米で工作機械受注拡大 ・三井化学<4183>千葉・市原工場で高機能PP生産、石化で競争力 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 9件
1925 東証プライム
4,706
1/21 15:30
+56(1.2%)
時価総額 3,103,508百万円
賃貸住宅事業、商業施設事業、事業施設事業が柱。戸建住宅の注文請負・分譲、マンションの開発・分譲・管理、環境エネルギー事業等も手掛ける。国内住宅事業では分譲事業を強化。米国戸建住宅の供給拡大などに注力。 記:2024/11/12
2768 東証プライム
3,155
1/21 15:30
-2(-0.06%)
時価総額 709,875百万円
ニチメン、日商岩井の経営統合で誕生した総合商社。金属・資源・リサイクルが主力。インフラ・ヘルスケア、化学、生活産業・アグリビジネス等も。デジタルビジネスの収益化、省エネ・ESCO事業の拡大等に注力。 記:2024/11/12
4183 東証プライム
3,316
1/21 15:30
+12(0.36%)
時価総額 665,999百万円
総合化学大手。エラストマー、エチレン、ビジョンケア材料、半導体・電子部品工程部材等を製造・販売。メガネレンズ材料、燃料タンク材料で世界トップシェア。事業ポートフォリ変革推進。総還元性向30%以上目指す。 記:2024/10/09
6218 東証スタンダード
511
1/21 15:30
+1(0.2%)
時価総額 3,246百万円
1920年設立の工作機械メーカー。マシニングセンタ、システムライン、半導体レーザー加工機等を手掛ける。ヤマハ発動機などが主要取引先。工作機械事業の新市場への拡販、部品加工事業の拡大・強化などに注力。 記:2024/08/09
6501 東証プライム
3,773
1/21 15:30
-26(-0.68%)
時価総額 17,493,775百万円
総合電機大手。金融ソリューションや社会インフラITシステム、原子力関連ビジネス、鉄道システム、ビルシステム等を手掛ける。連結子会社数は610社超。グリーンエナジー&モビリティセグメントなどは売上順調。 記:2024/11/26
6769 東証スタンダード
948
1/21 15:30
+70(7.97%)
時価総額 11,698百万円
ファブレス半導体メーカー。LSIの開発・販売を行うLSI事業、無線通信モジュール製品の販売等を行うAIOT事業を展開。製造は国内外のファウンドリーに委託。海外マーケティング、営業拠点の強化等に取り組む。 記:2024/10/14
7313 東証プライム
1,752
1/21 15:30
+23.5(1.36%)
時価総額 238,272百万円
ホンダ系自動車部品メーカー。四輪車・二輪車用シートなどの自動車内装品が主力。二輪車用シートは国内トップシェア。水上バイク、医療用チェア等も手掛ける。新事業の拡大、主要客先シェアの向上などに取り組む。 記:2024/08/20
7701 東証プライム
4,351
1/21 15:30
-25(-0.57%)
時価総額 1,288,201百万円
クロマト分析システムなどの計測機器事業が主力。1875年創業。医用機器、産業機器、航空機器等も。産業用ターボ分子ポンプで世界シェアトップクラス。京都府京都市に本社。リカーリングビジネスの拡大等に注力。 記:2024/10/08
8591 東証プライム
3,282
1/21 15:30
+9(0.27%)
時価総額 3,987,502百万円
大手金融サービス。自動車やICT関連機器等のリース・レンタル、不動産開発・賃貸管理、企業投資、環境エネルギー、生命保険、銀行など多角的に事業展開。自動車関連事業では競争優位性向上によるシェア拡大図る。 記:2024/12/20