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新興市場見通し:グロース市場250指数は引き続き75日線の攻防、直近IPOに関心向かうか

2024/7/6 14:59 FISCO
*14:59JST 新興市場見通し:グロース市場250指数は引き続き75日線の攻防、直近IPOに関心向かうか   ■大型株主導の地合いで売買代金は伸び悩み 今週の新興市場は下落。同時期の騰落率は、日経平均が+3.36%だったのに対して、グロース市場指数は-0.56%、グロース市場250指数は-0.57%と新興市場はプライム市場に圧倒される展開となった。引き続きプライム市場の金融株や精密機器銘柄などに資金が向かい、7月4日に日経平均、TOPIXはそろって史上最高値を更新。プライム市場の時価総額も史上初めて1000兆円に乗せるなど大型株主導の地合いとなったことから、グロース市場の売買代金は伸び悩み、相場のけん引役だったサンバイオ<4592>などバイオ株もまちまち。新興市場は物色の蚊帳の外となった。 時価総額上位銘柄では、上場来高値を更新していたインテグラル<5842>が利益確定売りに押されたほか、ispace<9348>、セーフィー<4375>もさえない。一方、GENDA<9166>が上場来高値を更新したほか、証券会社のポジティブなレポートを材料に弁護士ドットコム<6027>が大幅高となった。このほか、23年12月期有価証券報告書提出遅延が引き続きネガティブ視されたENECHANGE<4169>がきつい下げとなった。一方、3月に連結子会社化したマガシークの進捗が好感されてジェイドグループ<3558>が買われた。 ■仕切り直しの展開に期待 来週の新興市場は、短期的な上昇に対する利益確定売りをこなしたことなどから、しっかりとした地合いとなりそうだ。来週のプライム市場では上場投資信託(ETF)の決算に絡んだ売りが1兆円超入るとの見通し。ある程度、市場では織り込まれているとの見方だが、今週大幅高したこともあり心理的な重しとなろう。 その分、新興市場に循環的な物色が向かう可能性がある。今週前半にかけて、新興市場は利益確定の流れがやや強まっていたことから仕切り直しの展開に期待したい。グロース市場指数、グロース市場250指数ともに75日移動平均線にいったんは跳ね返されたが、再度、この水準突破を試す展開を迎えている。25日移動平均線が上向いていることから5月30日の年初来安値を起点とした反発は継続。足元しぼんでいた売買代金が再び増加すれば、上を意識した上昇は強まると考える。コンスタントに2000億円前後の売買代金ができる地合いとなれば投資家のモメンタムも強気となろう。 年初来安値圏からの戻りを試した6月相場の柱はサンバイオ、クオリプス<4894>などバイオ関連銘柄だったが、今週のサンバイオは信用規制が入ったこともあり、週間ベースでは24%の下落となった。いったんは短期リバウンドを見せるかもしれないが、信用規制が解除されない限り売買代金を伴った上昇は厳しいところだ。来週はGENDAや弁護士ドットコムなど時価総額が大きくしっかりとした動きを見せている銘柄に関心が向かおう。 また、来週は新規株式公開(IPO)が予定されていないことから、投資家の物色は直近IPOに向かうと想定する。初値近辺まで調整した豆蔵デジタルHD<202A>や、今週上場来高値を取ったChordia Therapeutics<190A>、4月の上場来高値に迫っているダイブ<151A>あたりは関心を高めたいところだ。 《FA》
関連銘柄 12件
151A 東証グロース
3,090
9/6 15:00
-185(-5.65%)
時価総額 8,544百万円
観光施設特化型の人材サービスを提供する観光HR事業が主力。グランピング施設の運営等を行う地方創生事業、情報システム事業も展開。星野リゾートなどが取引先。WEBサイト登録者数は30万人超と拡大傾向。 記:2024/06/25
670
9/6 15:00
-46(-6.42%)
時価総額 43,914百万円
武田薬品工業<4502>からスピンアウトして設立された創薬ベンチャー。RNA制御ストレスを標的とするがん治療薬の開発等を手掛ける。MALT1阻害薬CTX-177は小野薬品工業<4528>に導出済。 記:2024/05/10
1,346
9/6 15:00
-29(-2.11%)
時価総額 21,603百万円
クラウド/AIコンサルティングなどを手掛ける。2020年に東証1部から上場廃止後、インテグラル<5842>支援のもと組織再編した。金融、通信、製造、商社等多様な業界の大手優良企業を顧客として抱え、プライム上場企業(含む関連会社)からの売上高比率80%超。 記:2024/05/23
3558 東証グロース
2,110
9/6 15:00
+74(3.63%)
時価総額 24,238百万円
靴・衣料品通販サイト「ロコンド」を運営。靴の品揃えに強み。ECサイト支援サービス、リーボック事業等も手掛ける。ECモールのマガシーク社買収、シナジー効果等で売上拡大に期待。リーボックも堅調。 記:2024/05/18
4169 東証グロース
290
9/6 15:00
-8(-2.68%)
時価総額 10,076百万円
電気ガス会社の比較・切替サイトを運営。EV充電器導入支援や電力管理サービスなども。EV充電器導入支援は設置台数増加。比較・切替サイトの売上回復を見込む。会計処理問題に対する再発防止策を発表し信頼回復へ。 記:2024/08/10
4375 東証グロース
797
9/6 15:00
+1(0.13%)
時価総額 42,478百万円
クラウド録画型映像プラットフォーム「Safie」の開発、運営等を行う。高画質、高セキュリティ、低価格が特徴。NTT東日本等がパートナー企業。課金カメラ台数は25万台超。遠隔接客ソリューションの提供を開始。 記:2024/08/13
4592 東証グロース
938
9/6 15:00
-33(-3.4%)
時価総額 64,374百万円
バイオベンチャー。外傷性脳損傷や慢性期脳梗塞等の脳神経疾患の再生細胞薬を研究開発。再生医療等製品「アクーゴ脳内移植用注」は継続審議に。売上計上はないが、研究開発費は減少。24.1期通期は損益改善。 記:2024/04/15
4894 東証グロース
7,290
9/6 15:00
-10(-0.14%)
時価総額 55,098百万円
大阪大学発の再生医療ベンチャー。iPS細胞由来心筋細胞シートの開発、細胞培養上清液の製造・販売、製造開発受託サービス等を手掛ける。第一三共が筆頭株主。複数パイプラインの研究開発加速で収益の多角化図る。 記:2024/08/10
5842 東証グロース
4,245
9/6 15:00
-220(-4.93%)
時価総額 145,604百万円
独立系投資会社。日本型プライベートエクイティファンドの運用、投資先へのハンズオン支援等を手掛ける。プリンシパル投資などに強み。スカイマーク、JRCはフルExit。日本の中堅企業への投資などに注力。 記:2024/08/06
6027 東証グロース
3,465
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-155(-4.28%)
時価総額 77,193百万円
法律相談ポータルサイト「弁護士ドットコム」、税務相談ポータルサイト「税理士ドットコム」を運営。クラウド型電子契約サービス「クラウドサイン」等も。クラウドサインでは大企業を中心に顧客獲得の強化を図る。 記:2024/08/05
9166 東証グロース
2,583
9/6 15:00
-39(-1.49%)
時価総額 178,377百万円
国内外のアミューズメント施設運営会社を買収して急成長。M&Aを活用してエンタメ・コンテンツ領域の拡大にも取り組む。24.10期は前期買収会社が上乗せ。プライズゲームの人気も続く見通し。連続最高業績を計画。 記:2024/04/10
9348 東証グロース
644
9/6 15:00
-19(-2.87%)
時価総額 59,967百万円
宇宙ベンチャー。自社開発の月面探査車や月着陸船による月面データサービスの提供を目指す。23年5月に民間で初めて挑んだ月面着陸は失敗。失敗を糧に24年冬に再挑戦へ。24.3期3Q累計は販管費減で赤字幅縮小。 記:2024/04/09