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株ブロガー・さなさえ:相場格言「遠くの戦争は買い、近くの戦争は売り」に思う株とは?【FISCOソーシャルレポーター】

2024/6/1 17:00 FISCO
*17:00JST 株ブロガー・さなさえ:相場格言「遠くの戦争は買い、近くの戦争は売り」に思う株とは?【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「さなさえ」氏(ブログ:『さなさえの麗しき投資ライフ』)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。 ----------- ※2024年5月28日15時に執筆 皆様、おはこんばんちは。相場格言「遠くの戦争は買い、近くの戦争は売り」なんて言葉は1950年にかけての朝鮮戦争における日本経済の特需を連想させます。つまりは過去のお話かと思っていましたが、現代でもその思惑で買われる株はあるものです。相場格言とは、往々にして戦争や政治を含めた人間の営み示すものなのかもしれません…さなさえです。 夕刊フジ主催・株1GPグランドチャンピオン大会・準優勝(21年度)のアラフォー女性投資家が綴る当記事の連載も、2年目へ…はや72回目。今回も表題のコラムと共に、最近の注目株をご紹介していきます。 <戦争によって思惑が動く株とは?> 結論から言えばグローバル&ネット社会となった現代においては、格言にある「遠い・近い」の距離の問題はなくなっているでしょうね。ロシアのウクライナ侵攻は世界の食糧・エネルギー供給に大打撃を与えましたが、現在も続くイスラエル・ハマス戦争をも背景に、米国株が「セル・イン・メイ」の最中でも堅調に推移している事を見ると、戦争は一部の大国にとってはやはりメリットなのでしょうね。 それではイチ株式投資家として現代の戦争対しては、「それではどんな株が買われるのか」という事でしょう。ウクライナ情勢の悪化の際には食糧難への連想から農薬などの農業・農作物に関わる関連株が、そしてエネルギーにおいては石炭・石油・再生可能エネルギー関連などへと、思惑買いが繋がった事も記憶に新しいですね。 そして今回は、古今東西の戦争で狙われるインフラ「物流」と、ここ最近の戦争で狙われるようになった通信インフラの根幹「海底ケーブル」にスポットを当てたいと思います。特に後者は、先日24日、米アルファベットのグーグルがインド洋における海底ケーブルの敷設計画を発表してその関連株が買われていましたね。以下、そんな株をテーマ別にまとめつつ、ここ最近見てきた株もご紹介していきます。 <海底ケーブルと物流株に注目> まずは、海底ケーブルと言えば住友電気工業<5802>、古河電気工業<5801>、フジクラ<5803>、三菱マテリアル<5711>などの代表格は外せませんね。いずれも好業績。グーグルの海底ケーブル計画のニュースではすぐに買いが入っていました。電線関連としても、エヌビディアやマイクロソフトによるデータセンター向けインフラ設備への投資、日本政府の原発推進(再稼働)など、新たなニュースフローで影響を受けそうです。また、同じく電線中堅でもあるSWCC<5805>、光ファイバーなど回路・機構部品大手でもあるMARUWA<5344>は上値を追う動きが続いています。通信工事のミライト・ワン<1417>もまだまだ割安である事からも注目できますね。 そしてつい先日、半導体関連としてご紹介したばかりではありますが、湖北工業<6524>も再びピックアップ。27日に次世代海底ケーブル向けマルチコアファイバ接続光部品を開発したと発表した事で急ピッチで値を戻してきています。同じく光通信用部品を手掛ける精工技研<6834>も個人を中心にした思惑買いが続くかな、と見ています。 そして物流からは今週、飯野海運<9119>、共栄タンカー<9130>が今週、年初来高値を更新してきています。飯野海運と同じく年始にもご紹介した日本郵船<9101>や商船三井<9104>、川崎汽船<9107>も再び高値を狙ってきそうです。同関連では船舶エンジンのダイハツディーゼル<6023>、物流ソリューションを手掛ける丸運<9067>も注目株としてポートフォリオに入れています。 最後のおまけに、直近で注目した個別株として…DX・デジタルコンサルを手掛けるモンスターラボHD<5255>、投機目的の仮想通貨がトレンド化している事もあって業績も絶好調のセレス<3696>を「個人的には中長期で見ていきたいなぁ…」と、ピックアップさせて頂きまっす。 はい、今回は以上です。 ここ最近のわたしのブログでは、上記でご紹介した株以外にも「さなさえのひとり株1GP」として月毎の『注目3銘柄』をピックアップして、毎週末にその値幅を計測しています。もちろん株以外のネタも多種多様…怖いもの見たさでもお気軽にどうぞ (笑)。ではでは。Have a nice trade. ---- 執筆者名:さなさえ ブログ名:『さなさえの麗しき投資ライフ』 《TY》
関連銘柄 18件
1417 東証プライム
2,107.5
6/28 9:09
-9.5(-0.45%)
時価総額 228,295百万円
通信設備工事会社。売上高の約3割がNTTグループ向け。非通信領域を強化・育成中。24.3期3Q累計は昨年10月に買収の測量会社が上乗せ。だが工事損失引当金が複数の大型案件で発生。M&A費用も利益の重石に。 記:2024/03/07
3696 東証プライム
1,637
6/28 9:09
+17(1.05%)
時価総額 19,441百万円
国内最大級のポイントサイト「モッピー」の運営等を行うモバイルサービス事業が主力。DX化支援、ブロックチェーン関連事業等も。モッピーの会員数は525万人超。ブロックチェーン関連はステーキングサービスが順調。 記:2024/06/15
307
6/28 9:09
+1(0.33%)
時価総額 10,285百万円
企業・自治体向けDX支援を展開。独自RPAソフトの提供や店舗向けBGMサービスも。23.12期は既存案件の縮小や大型受注案件の期ズレが発生。早期収益改善に向けて構造改革費用も計上。24.12期計画は未定。 記:2024/03/09
5344 東証プライム
39,350
6/28 9:09
+500(1.29%)
時価総額 486,838百万円
エレクトロニクス用及び産業用セラミックス、電子部品の製造・販売等を行う。セラミック基板の高熱伝導基板で世界トップシェア。照明機器事業も。車載関連事業はハイブリッド、プラグインハイブリッド向けで拡大見込む。 記:2024/06/07
5711 東証プライム
2,974.5
6/28 9:09
-8(-0.27%)
時価総額 391,117百万円
非鉄大手。銅精錬から銅加工品、電材、超硬工具まで幅広い。24.3期3Q累計は半導体関連製品が販売減。精錬所の生産トラブルも痛手に。営業外の銅山配当増。セメントの持分益も改善。通期大幅最終増益・増配を計画。 記:2024/03/11
5801 東証プライム
4,076
6/28 9:09
+20(0.49%)
時価総額 288,039百万円
国内電線大手。光ファイバ・ケーブルで世界トップ。リチウムイオン電池材料やHDD用アルミ基板でも世界首位級。地中埋設管「エフレックス」を100%再生材化。情報通信ソリューションが伸び悩み、3Q累計は足踏み。 記:2024/03/29
5802 東証プライム
2,486
6/28 9:09
-5(-0.2%)
時価総額 1,973,737百万円
国内最大の電線メーカー。自動車用ワイヤハーネスに強み。24.3期3Q累計は客先の増産を受けて自動車用ハーネスが好調。電力ケーブルも伸長。生産性改善や物流効率化も効いて増収増益に。4Qに有証売却益を計上へ。 記:2024/04/12
5803 東証プライム
3,165
6/28 9:09
+7(0.22%)
時価総額 936,406百万円
大手電線メーカー。電力や通信、光のケーブル、光通信部品に加え、電子ワイヤやHDD部品などを手掛ける。24.3期3Qは自動車事業部門が黒字転換。北米での新車種立ち上げなどが寄与。通期業績予想を上方修正。 記:2024/03/04
5805 東証プライム
4,910
6/28 9:09
-75(-1.5%)
時価総額 151,361百万円
電線準大手。電線ケーブルや送電システム用電力機器、免震装置等を手掛ける。旧社名は昭和電線ホールディングス。アルミ架空送電線事業からの撤退を決定。27.3期営業利益150億円目標。海外事業の新展開等に注力。 記:2024/06/04
6023 東証スタンダード
1,642
6/28 9:09
+6(0.37%)
時価総額 52,298百万円
船舶向け発電・推進用ディーゼルエンジン大手。大型外航船補機市場で国内トップシェア。低燃費技術に定評。陸用機関関連は黒字転換。機関売上、メンテナンス関連売上が増加。特別利益計上。24.3期3Qは大幅増益。 記:2024/02/26
6524 東証スタンダード
2,522
6/28 9:09
-70(-2.7%)
時価総額 68,094百万円
電子部品メーカー。アルミ電解コンデンサ用リード端子や光部品・デバイスなどが収益源。不採算製品は価格見直し交渉進める。リード端子事業などは伸び悩む。23.12期通期は業績足踏み。24.12期は増収増益計画。 記:2024/04/08
6834 東証スタンダード
2,740
6/28 9:09
+18(0.66%)
時価総額 25,575百万円
精密金型・光製品メーカー。車載や医療、バイオ向け成形品や超精密金型、光通信用部品、光製造用機器を提供。光製品関連は伸び悩む。24.3期3Qは精機関連が堅調。電気自動車向けインバーター用部品等の売上が増加。 記:2024/04/14
9067 東証スタンダード
374
6/28 9:09
-2(-0.53%)
時価総額 10,833百万円
ENEOSHD系列の総合物流会社。1892年創業。貨物輸送で実績豊富。石油製品の輸送に強み。一般貨物保管や流通加工等も。26.3期経常利益13.4億円目標。貨物輸送事業では素材関連分野の強化等を図る。 記:2024/06/09
9101 東証プライム
4,650
6/28 9:09
+64(1.4%)
時価総額 2,372,267百万円
海運最大手。コンテナ船等の定期船に加え、ドライバルクやエネルギー等の不定期専用船を展開。海洋資源開発等も。物流事業は足踏み。ターミナル関連部門は国内で取扱量が増加。24.3期3Qは不動産業が増益確保。 記:2024/02/23
9104 東証プライム
4,810
6/28 9:09
+41(0.86%)
時価総額 1,741,273百万円
海運国内2位。船隊数世界2位。コンテナ船・各種専用船・油送船・フェリー内航船を手掛け、タンカーやLNG船、自動車船、ドライバルク船に強み。コンテナ船の短期運賃・期間契約運賃下落で、3Q累計は利益足踏み。 記:2024/02/28
9107 東証プライム
2,294.5
6/28 9:09
+35.5(1.57%)
時価総額 1,639,943百万円
海運国内3位。1919年設立。自動車船事業などの製品物流部門が主力。ドライバルク事業等も。持分法適用関連会社にコンテナ船事業を行うONE社。LNG船等は順調推移見込む。27.3期経常利益1600億円目標。 記:2024/06/17
9119 東証プライム
1,280
6/28 9:09
+4(0.31%)
時価総額 139,392百万円
海運中堅。業界首位級のケミカルタンカーに強み。本社ビル賃貸でも稼ぐ。24.3期3Q累計は不動産賃貸が経費増。だが大型ガス船が堅調。市況軟化のケミカルタンカーなども想定以上の運航採算確保。配当性向3割目安。 記:2024/04/12
9130 東証スタンダード
1,316
6/28 9:06
-15(-1.13%)
時価総額 10,067百万円
海運会社。日本郵船が大株主。原油タンカーやLPG船、バルカー等の運航やタンカーの賃船、船舶管理等の外航海運事業を展開する。今期3Q累計はばら積み船1隻の売却等が影響した。修繕費や船費の増加も重しとなった。 記:2024/03/03