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後場に注目すべき3つのポイント~半導体株がけん引し38300円台まで上昇

2024/4/24 12:25 FISCO
*12:25JST 後場に注目すべき3つのポイント~半導体株がけん引し38300円台まで上昇 24日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は大幅高で3日続伸、半導体株がけん引し38300円台まで上昇 ・ドル・円は底堅い、米金利高で ・値上り寄与トップは東京エレクトロン<8035>、同2位はファーストリテ<9983> ■日経平均は大幅高で3日続伸、半導体株がけん引し38300円台まで上昇 日経平均は大幅高で3日続伸。前日比777.23円高(+2.07%)の38329.39円(出来高概算8億8000万株)で前場の取引を終えている。 米国株式市場は続伸。ダウ平均は263.71ドル高(+0.69%)の38503.69ドル、ナスダックは245.33ポイント高(+1.59%)の15696.64、S&P500は59.95ポイント高(+1.20%)の5070.55で取引を終了した。4月PMI速報値が予想外に悪化したため利下げ期待が再燃し、長期金利低下に伴い買われ、寄り付き後、上昇。金利先安観や主要ハイテク企業の決算を期待した買いにナスダックも上昇し、相場は終日堅調に推移した。終盤にかけ上げ幅を拡大し終了。 ナスダック上昇や、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が前日比2.21%高と反発基調を強めたことなどが材料視されて、東京市場は買い優勢で取引を開始。決算発表後の米テスラが時間外取引で買われたことから安心感も広がり、半導体株がそろって上昇し日経平均をけん引。日経平均は上げ幅を拡大し38000円台を回復し、プライム市場の売買代金も2.2兆円と前日比で大幅に増加した。 日経平均採用銘柄では、ニコン<7731>は英投資ファンドが同社株を5.02%取得したと分かったことで急騰。HOYA<7741>は一部証券会社が投資判断「Buy」としたことで買われた。また、ルネサスエレクトロニクス<6723>、東京エレクトロン<8035>、ディスコ<6146>、アドバンテスト<6857>、スクリーンHD<7735>など半導体株も上昇。日経平均採用以外の銘柄では、野村マイクロ<6254>が好業績と大幅増配予想が材料視されてストップ高となった。 一方、CB発行で1000億円調達と発表したことでレゾナック<4004>が急落。ニデック<6594>は決算がややネガティブ視されて売られたほか、旭化成<3407>、デンカ<4061>、花王<4452>、アステラス製薬<4503>がさえない。 セクター別では、精密機器、電気機器、機械、輸送用機器、卸売業、ガラス・土石製品などが上昇した一方、電気・ガス業、空運業、陸運業、鉄鋼、非鉄金属などが下落した。 為替は1ドル154円80銭台でこう着感を強めている。明日25日から26日まで、日本銀行の金融政策決定会合が開催されることから様子見姿勢が強まっているようだ。市場では、発表される「経済・物価情勢の展望(展望レポート)」にて、物価見通しの引き上げが行われると見込まれている。サプライズは乏しいとの見方が強いものの、一部では、植田和男日銀総裁が、足元の為替に対する言及(口先介入)を行う可能性が浮上。来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)では「ややタカ派」な会合になると予想されていることで、先んじて植田日銀総裁が円安をけん制する発言を行う可能性はある。後場の東京市場は、為替動向を睨みつつ、38000円台での値固めを試す展開となろう。 ■ドル・円は底堅い、米金利高で 24日午前の東京市場でドル・円は底堅く推移し、154円73銭から154円89銭まで小幅に値を上げた。米連邦準備制度理事会(FRB)による引き締め的政策の継続に思惑が広がり、米10年債利回りの上昇を受けドル買い基調に。また、株高も好感された。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は154円73銭から154円89銭、ユーロ・円は165円57銭から165円84銭、ユーロ・ドルは1.0700ドルから1.0718ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・リンカーズ<5131>、野村マイクロ・サイエンス<6254>など、4銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上り寄与トップは東京エレクトロン<8035>、同2位はファーストリテ<9983> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・NZ・3月貿易収支:+5.88億NZドル(2月:-3.15億NZドル←-2.18億NZドル) ・豪・1-3月期消費者物価指数:前年比+3.6%(予想:+3.5%、10-12月期:+4.1%) ・豪・3月消費者物価指数:前年比+3.5%(予想:+3.4%、2月:+3.4%) 【要人発言】 ・トランプ米前大統領 「34年ぶりの円安・ドル高はアメリカにとって大惨事に。国内の製造業の損害に」 <国内> ・特になし <海外> ・特になし 《CS》
関連銘柄 16件
3407 東証プライム
1,101
5/2 15:00
-4.5(-0.41%)
時価総額 1,534,719百万円
総合化学大手。マテリアル、住宅、ヘルスケアの領域で事業展開。住宅部門は堅調。建築請負部門は伸び悩むが、不動産部門等がカバー。クリティカルケア事業ではAEDの販売量が増加。24.3期3Q累計は増収。 記:2024/02/11
3,425
5/2 15:00
-23(-0.67%)
時価総額 633,286百万円
昭和電工と旧日立化成が統合した機能性化学メーカー。半導体材料で世界トップシェアレベルの製品多数。製品販売価格の上昇等で、23.12期通期はイノベーション材料部門が増益。24.12期は黒字転換見通し。 記:2024/04/16
4061 東証プライム
2,317.5
5/2 15:00
-18.5(-0.79%)
時価総額 205,229百万円
化学メーカー。リチウムイオンバッテリーや5G関連の最先端素材、ワクチンや検査試薬、特殊混和剤、肥料、機能性樹脂、食品用包装シート等を提供する。今期3Q累計は民生機器や高圧ケーブル向けが足踏みとなった。 記:2024/04/13
4452 東証プライム
6,543
5/2 15:00
-49(-0.74%)
時価総額 3,107,925百万円
トイレタリー国内最大手。リビングケアやヘルスケアに加え、油脂や機能材料等のケミカル製品を製造、販売する。化粧品でも大手。23年12月期は化粧品やケミカルが足踏みも、トイレタリーが増加。利益率も改善傾向。 記:2024/02/08
4503 東証プライム
1,558
5/2 15:00
+33(2.16%)
時価総額 2,860,257百万円
製薬大手。がん領域や免疫疾患領域に強み。細胞医療分野や遺伝子治療分野を強化へ。24.3期3Q累計は柱の前立腺がん薬が伸長。だが新規更年期障害薬の米国展開に遅れ。株式報酬宇費用や組織改革費用も利益の重石に。 記:2024/02/14
5131 東証グロース
214
5/2 15:00
-16(-6.96%)
時価総額 2,833百万円
自社運営の企業向けマッチングプラットフォームを通じて技術パートナーを探索。金融機関向けにSaaS型システムの提供も。24.7期1Qは技術探索が好調。だがリサーチが冴えず。人件費やシステム増も利益の重石に。 記:2024/01/18
6146 東証プライム
46,490
5/2 15:00
+370(0.8%)
時価総額 5,035,657百万円
国内最大の半導体用組立装置メーカー。半導体をウェーハから切断するダイサやウェーハを薄く研削するグラインダを手掛け、ダイサーは世界シェア8割。純水リサイクル装置も展開。研究開発費増加し、3Q累計は一服。 記:2024/02/22
5,340
5/2 15:00
+120(2.3%)
時価総額 216,847百万円
大手超純水製造装置メーカー。半導体やFPD向け装置を中心に、水処理装置を設計、施工、販売。水処理装置売上は好調。受注済み大型水処理案件の工事は進捗順調。低採算案件は一巡。24.3期3Qは大幅増収増益。 記:2024/04/09
6594 東証プライム
7,254
5/2 15:00
-165(-2.22%)
時価総額 4,325,444百万円
世界最大の総合モーターメーカー。HDDや車載、家電・産業向けモーターに加え、機器装置や電子・光学部品を展開。精密小型モータは売価改善等で増益。24.3期3Qは2桁増益。水冷モジュールの生産能力を拡大。 記:2024/04/16
2,608
5/2 15:00
-27.5(-1.04%)
時価総額 5,102,364百万円
車載用マイコンで世界首位級。海外での大型買収により、電圧制御用や通信用の半導体を拡大。自動車向け事業は堅調。円安や自動運転支援、xEV向け製品の売上が増加。金融費用減少。23.12期通期は2桁最終増益。 記:2024/02/13
6857 東証プライム
5,107
5/2 15:00
-35(-0.68%)
時価総額 3,912,825百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
7731 東証プライム
1,636
5/2 15:00
-5.5(-0.34%)
時価総額 618,959百万円
大手光学機器メーカー。カメラと半導体やFPDの露光装置で世界的。眼科領域の顕微鏡等も製造、販売する。今期3Q累計は映像事業や半導体向け露光装置が増加も、FPD露光装置やコンポーネントが足踏みとなった。 記:2024/03/11
16,640
5/2 15:00
+140(0.85%)
時価総額 1,690,458百万円
大手半導体製造装置メーカー。ウェーハ洗浄装置やコータ・デベロッパ、熱処理装置などを手掛け、洗浄装置で世界トップシェア。枚葉式洗浄装置「SU-3400」が日経産業新聞賞を受賞。業容好調で3Q累計は増収増益。 記:2024/03/24
7741 東証プライム
18,225
5/2 15:00
-210(-1.14%)
時価総額 6,580,610百万円
半導体ブランクスやHDDガラス基板で世界首位。眼鏡レンズやコンタクトレンズ、内視鏡、眼内レンズ、人工骨などのライフケア事業でも実績。光学技術に定評。ライフケア、情報通信とも好調で、3Q累計は増収確保。 記:2024/03/31
8035 東証プライム
35,010
5/2 15:00
+70(0.2%)
時価総額 16,511,871百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9983 東証プライム
40,820
5/2 15:00
-370(-0.9%)
時価総額 12,989,781百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27