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株ブロガー・さなさえ:軟調相場でも国策「ペロブスカイト太陽電池関連株」を見ておきたい!【FISCOソーシャルレポーター】

2024/4/20 17:00 FISCO
*17:00JST 株ブロガー・さなさえ:軟調相場でも国策「ペロブスカイト太陽電池関連株」を見ておきたい!【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「さなさえ」氏(ブログ:『さなさえの麗しき投資ライフ』)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。 ----------- ※2024年4月17日17時に執筆 皆様、おはこんばんちは。軟調な相場が続いていますが、そんな中でこれまで堅調と思われた半導体株の一部が崩れるなど、目まぐるしく物色テーマが変わっていくようでクラクラしちゃいますね(涙)。つくづく、「休むも相場」という相場格言は本当なんだなぁと思う今日この頃…さなさえです。 さて、夕刊フジ主催・株1GPグランドチャンピオン大会・準優勝(21年度)のアラフォー女性投資家が綴る当記事の連載も、2年目へ…はや66回目。今回も表題のコラムと共に、最近の注目株をご紹介していきます。 <国策・ペロブスカイト太陽電池関連株> 今週、米国のFRB要人達の発言などで利下げ期待に水が差されたように、これまでの株式市場の過熱感を一気に冷ますかのような調整が起きていますね。それに加えてイラクのイスラエルへの攻撃もあって地政学リスクが急激に高まってきています。果たして日経平均株価は75日線(3万7780円)付近からは反発できるのか…もしそうでなければ26週線、はたまた9月線という3万5000円台までの調整も余儀なくされるか…それでもわたしは押し目を狙いたい株を虎視眈々と精査しています(ぬらりと光る眼光)…。 さて、そんなわたしが池波正太郎的な熱い眼差し送っているのが、ペロブスカイト太陽電池関連です。3月7日付の日経新聞には「経済産業省再生可能エネルギーの電力を高く買う固定価格買い取り制度(FIT)で、軽くて曲がる次世代の太陽光発電装置『ペロブスカイト型』を優遇する」と報じ、改めて【国策】としてその関連株へと買いが入っていましたね。さらに言えば、東京都が早期実用化と普及を後押しするなど、国内においてはこの再生エネルギーへの期待値はかなり高い事がわかります。 ペロブスカイト太陽光電池は、従来のシリコン系太陽電池と違い、塗布(スピンコート)技術で安価で容易に作製できる事に加え、薄くて曲がる特性から、あらゆるところに設置が可能です。いずれこの太陽電池の、水分や酸素の影響を受けて発電効率が落ちる、熱に弱く耐用年数が短いなどの弱点がクリアになれば、日本中のビル群がこれで覆われ、さらには車や電車にまでこの電池が…なんて事もあるかもしれませんね。と、いうわけで今回は個人的に期待値が高いと見る、そんな関連株をご紹介していきます。 <さなさえが厳選!ペロブスカイト太陽電池関連株> まずは代表的な銘柄と言えば、昨年NTTデータ<9613>と共同でフィルム型ペロブスカイト太陽電池を建物外壁に設置する国内初の実証実験を開始した事で話題となった積水化学工業<4204>です。こちらは現在も東京都とガッチリ組んで開発を進めています。続いてその実用化技術を急ピッチで推進しているカネカ<4118>は、業績の割にはチャートもしっかりしていて、株価も割安です。同じく21年4月の時点でこの事業に参入を発表しているホシデン<6804>は、同太陽電池の量産に向けて邁進中。業績もここまで良好ですし、株価もまだまだ割安ですね! そして個人投資家を中心に人気化しているエヌ・ピー・シー<6255>と倉元製作所<5216>は、小型株ゆえもありますが、その値動きにも注目したいですね。前者は太陽電池の再生事業においても期待がありましたが、薄膜型の太陽電池の製造装置においても実績を有している事から、ここ最近はペロブスカイト太陽電池の開発においても思惑が動いているようです。また後者においては直近で同社社長が、一部メディアへのインタビューに対して半導体製造に関わる石英加工事業の拡大と共に、このペロブスカイト型太陽電池の開発に乗り出すと答えて好感されたようです。 また、ペロブスカイト電池で必要なヨウ素生産の大手である伊勢化学工業<4107>。同じくヨウ素のK&Oエナジーグループ<1663>と、その子会社へと出資している豊田通商<8015>、最後に値がさ株ではありますが、まだまだ割安感のあるINPEX<1605>は、ヨウ素だけに要チェックです。 はい、今回は以上です。 ここ最近のわたしのブログでは、上記でご紹介した株以外にも「さなさえのひとり株1GP」として月毎の『注目3銘柄』をピックアップして、毎週末にその値幅を計測しています。もちろん株以外のネタも多種多様…怖いもの見たさでもお気軽にどうぞ (笑)。ではでは。Have a nice trade. ---- 執筆者名:さなさえ ブログ名:『さなさえの麗しき投資ライフ』 《TY》
関連銘柄 10件
1605 東証プライム
2,337
5/2 15:00
-14(-0.6%)
時価総額 3,240,641百万円
原油・ガス開発生産で国内最大手。世界20カ国以上で約70の石油・天然ガスプロジェクトを展開。水素・アンモニアなどネットゼロ分野を育成。アブダビでe-メタン製造事業の共同調査に参画。23.12期は足踏み。 記:2024/02/29
1663 東証プライム
3,350
5/2 15:00
±0(0%)
時価総額 94,926百万円
千葉県の南関東ガス田で天然ガスを採取・販売。ヨウ素の製造・販売も。大株主にエア・ウォーター。24.12期はガス販価下落や発電用途の需要減を想定。ヨウ素価格も軟化の見通し。DOEなどを考慮して連続増配予定。 記:2024/04/16
4107 東証スタンダード
18,440
5/2 15:00
-580(-3.05%)
時価総額 94,689百万円
化学メーカー。医薬品や消毒薬、エレクトロニクス製品向けにヨウ素化合物を提供する。世界の約15%のヨウ素を生産。金属化合物や天然ガスも手がける。23年12月期は要素の市況が堅調に推移した。円安も寄与した。 記:2024/04/14
4118 東証プライム
4,078
5/2 15:00
-13(-0.32%)
時価総額 277,304百万円
化学材料メーカー。化成品や塩化ビニル樹脂、機能性樹脂、エレクトロニクス製品、食品、ヘルスケア製品など、幅広い製品を提供する。今期3Q累計はメディカル関連や食品が堅調も、塩ビや苛性ソーダが足踏みとなった。 記:2024/02/08
4204 東証プライム
2,229.5
5/2 15:00
-44(-1.94%)
時価総額 1,033,389百万円
高機能樹脂、環境・ライフライン、住宅が柱。医療事業などメディカル事業も手掛ける。高機能プラスチックス部門は堅調。モビリティ分野は自動車関連の需要が回復。特別利益計上。24.3期3Q累計は2桁最終増益。 記:2024/03/04
5216 東証スタンダード
259
5/2 15:00
+13(5.28%)
時価総額 8,762百万円
液晶ガラス基板加工が主力。カラーフィルタ基板や成膜ガラス基板の加工なども。23.12期は液晶関連が振るわず。新規事業の半導体装置関連も量産時期後ズレも響く。24.12期は黒字化を計画。継続前提に疑義注記。 記:2024/03/13
6255 東証グロース
845
5/2 15:00
-26(-2.99%)
時価総額 18,634百万円
太陽電池製造装置メーカー。FA装置やパネル解体装置も。24.8期1Qは部品販売が好調で黒字に。得意先の米国ファーストソーラー向け案件は2Qと4Qに売上計上へ。人件費増をこなして通期増収増益・増配を見込む。 記:2024/02/08
6804 東証プライム
1,965
5/2 15:00
-19(-0.96%)
時価総額 127,155百万円
電子部品メーカー。コネクタやスイッチ等の機構部品に加え、マイクロホン等の音響部品、タッチパネル、無線機器を製造、販売する。情報通信部品に強みを持つ。今期3Q累計はアミューズメント向けが足踏みとなった。 記:2024/03/10
8015 東証プライム
10,025
5/2 15:00
+237(2.42%)
時価総額 3,549,421百万円
トヨタ系の総合商社。自動車関連やアフリカビジネスに強み。24.3期3Q累計は金属が市況軟化で振るわず。だが自動車生産回復で自動車部品の取扱拡大。海外自動車販売も好調で増収増益に。通期最高純益・増配を計画。 記:2024/02/09
9613 東証プライム
2,456.5
5/2 15:00
-3(-0.12%)
時価総額 3,445,241百万円
NTT傘下のSI大手。金融分野や公共・社会基盤分野向けに強み。24.3期3Q累計は親会社との海外通信事業統合会社がフル連結化。公共、金融案件の獲得も順調。営業外の金融費用増。通期営業最高益・増配を見込む。 記:2024/03/07