マーケット
5/2 15:15
38,236.07
-37.98
37,903.29
+87.37
暗号資産
FISCO BTC Index
5/2 19:28:09
8,992,781
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

新興市場見通し:直近IPO銘柄中心の物色は続くが、新年度入りで主力処にも資金が向かうか

2024/3/30 14:44 FISCO
*14:44JST 新興市場見通し:直近IPO銘柄中心の物色は続くが、新年度入りで主力処にも資金が向かうか   ■IPO中心の日替わり物色で主力銘柄へ関心が向かわず 今週の新興市場は下落。同時期の騰落率は、日経平均が-1.27%だったのに対して、東証グロース市場指数は-1.12%、東証グロース市場250指数は-1.16%とほぼ同じような動きとなった。3月期末に伴う需給に絡んだ売買が東証プライム市場中心に入った一方、新興市場はIPO(新規株式公開)中心の日替わり物色で主力銘柄への関心は向かいにくくなった。東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数ともに25日移動平均線より下を推移し200日移動平均線水準でのもみ合いとなった。 個別銘柄では、NTT<9432>傘下のNTTアグリテクノロジー(東京都新宿区)との協業を開始すると発表したファンデリー<3137>が急騰したほか、順天堂大学と生成AIを活用した「医療DX」の共同研究を開始したと発表したFIXER<5129>も買われた。また、メンタルヘルステクノロジーズ<9218>は好業績が材料視されて上昇。一方、24年12月期業績予想を未定に修正したほか、有報の提出期限延長申請を発表したENECHANGE<4169>が急落したほか、外傷性脳損傷対象の再生細胞薬SB623の日本認可が大幅に遅延する可能性が高まったことからサンバイオ<4592>も売りに押された。 今週のIPOは12社。コロンビア・ワークス<146A>がスタンダードに上場したほか、他11社がグロース市場に上場したことで、直近IPO銘柄も加えてにぎわった。3月29日に上場したマテリアルグループ<156A>以外は、初値が公開価格を上回り、ソラコム<147A>は上場来高値を連日で更新する強い動きを見せた。一方、ソラコム、コロンビア・ワークス、ダイブ<151A>以外は、初値を下回って週末の取引を終えた(情報戦略テクノロジー<155A>は初値と同値)。 ■直近IPO物色続くとともに主力株へも資金向かうか、IPOは1社 来週の新興市場は、直近IPO銘柄中心とした日替わり物色は続きながらも、新年度入りで徐々に主力株に資金が向かい、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数はともに持ち直す展開を想定する。両指数ともに200日移動平均線がサポートラインとして機能しており、下への動きは限定的と考える。 3月21日に上場したトライアルHD<141A>が連日、上場来高値を更新しており、29日時点の時価総額は3435億円と、グロース市場トップだったフリー<4478>の2064億円(29日時点)を大きく上回った。指数にまだ採用されていないことから、トライアルHDやソラコムが高値を更新しても指数への寄与は無いが、投資家のモメンタムは強気に傾くだろう。一方、初値を割り込んだ直近IPOが多いのは気がかりだが、投資家のモメンタムが良好であれば、上場後、1-2週間で見直す動きも徐々に出てくると想定する。 来週はスタンダード市場にシニア事業や不動産事業を手掛けているアズパートナーズ<160A>が上場する。足元のプライム市場では不動産株が買われているため人気化する可能性はある。 《FA》
関連銘柄 14件
2,741
5/2 15:00
-113(-3.96%)
時価総額 325,877百万円
小売、物流、金融・決済、リテールテックなど、各事業を中心とした企業グループの企画・管理・運営(純粋持株会社) 記:2024/02/01
146A 東証スタンダード
3,720
5/2 15:00
-55(-1.46%)
時価総額 12,399百万円
不動産開発事業を単一セグメントとする不動産開発、不動産賃貸管理、ホテル運営 記:2024/02/20
147A 東証グロース
1,890
5/2 15:00
-147(-7.22%)
時価総額 81,688百万円
IoTプラットフォーム「SORACOM」の開発・提供 記:2024/02/20
151A 東証グロース
2,994
5/2 15:00
-521(-14.82%)
時価総額 8,278百万円
リゾートバイトに特化した人材派遣・人材紹介事業、宿泊施設運営事業、情報システム事業 記:2024/02/21
155A 東証グロース
638
5/2 15:00
-10(-1.54%)
時価総額 6,361百万円
大手企業向けDX内製支援サービス等 記:2024/02/22
156A 東証グロース
912
5/2 15:00
+9(1%)
時価総額 9,008百万円
PR・デジタルを中心としたマーケティングコミュニケーション支援 記:2024/02/22
160A 東証スタンダード
1,908
5/2 15:00
+70(3.81%)
時価総額 6,531百万円
シニア事業(介護付きホーム、デイサービス、ショートステイのサービス提供)及び不動産事業(介護付きホーム等の不動産開発、老朽化不動産の再生、マンション等の賃貸) 記:2024/02/29
3137 東証グロース
333
5/2 15:00
-5(-1.48%)
時価総額 2,151百万円
食品宅配会社。栄養士が作った健康食の宅配や健康食の通販、冷凍食宅配等のサービスに加え、カタログの広告枠販売、レシピサイトの運営を行う。今期3Q累計は健康食宅配が足踏みも、冷凍食宅配が堅調に推移した。 記:2024/04/09
4169 東証グロース
450
5/2 15:00
+5(1.12%)
時価総額 15,636百万円
電気ガス会社の比較・切替サイトを運営。EV充電器導入支援や電力管理サービスなども。24.12期はEV充電器導入支援の拡大を想定。比較・切替サイトの売上回復も続く見込み。5割増収を計画。利益計画は非開示に。 記:2024/03/12
4478 東証グロース
2,815
5/2 15:00
-71(-2.46%)
時価総額 160,109百万円
中小企業向けにクラウド会計・人事労務ソフトを提供。販売管理ソフトや電子契約サービスも。オンラインマーケティング中心に広告投資実施。有料課金ユーザー企業数は45万8196件と増加。24.6期1Qは2桁増収。 記:2024/01/27
4592 東証グロース
430
5/2 15:00
+10(2.38%)
時価総額 29,510百万円
バイオベンチャー。外傷性脳損傷や慢性期脳梗塞等の脳神経疾患の再生細胞薬を研究開発。再生医療等製品「アクーゴ脳内移植用注」は継続審議に。売上計上はないが、研究開発費は減少。24.1期通期は損益改善。 記:2024/04/15
5129 東証グロース
1,571
5/2 15:00
-50(-3.08%)
時価総額 22,407百万円
米マイクロソフト社のクラウド基盤などを活用したシステム構築や運用サービスにより、顧客のクラウド移行を支援。プロジェクト型サービスは売上伸び悩む。SaaSは売上苦戦。24.8期1Qはリセール売上が増加。 記:2024/02/03
841
5/2 15:00
+7(0.84%)
時価総額 8,270百万円
社員メンタルヘルスを支援する企業向けクラウドを展開。産業医との連携に強み。医師向け転職支援も。メディカルキャリア支援事業は足踏み。メンタルヘルスソリューション事業は堅調。23.12期3Q累計は増収。 記:2024/02/02
9432 東証プライム
170.4
5/2 15:00
-0.1(-0.06%)
時価総額 15,429,773百万円
国内最大の通信会社。傘下にNTT東西、NTTドコモ、NTTデータなど。グローバル事業を強化。総合ICT事業は増収。通信端末機器販売収入、システムインテグレーションサービス収入が増加。24.3期3Qは増収。 記:2024/04/14