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米国株見通し:上げ渋りか、週末の雇用統計を見極め

2024/3/6 13:32 FISCO
*13:32JST 米国株見通し:上げ渋りか、週末の雇用統計を見極め (13時30分現在) S&P500先物      5,091.50(+5.75) ナスダック100先物  17,982.75(+52.50) 米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は5ドル高。長期金利は伸び悩み、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ 5日の主要3指数は続落。序盤から下げ幅を拡大する展開となり、ダウは404ドル安の38585ドルと大きく落ち込んだ。中国でのアップル製スマートフォンの販売不振や半導体輸出の不許可が報じられ、関連銘柄を中心に売り先行。この日発表された製造業新規受注は想定外に悪化し、ISM製造業景況感指数の弱さを裏付けた。ISM非製造業景況指数も前回を下回り、ソフトランディングを期待した買いは後退し指数を押し下げた。 本日は上げ渋りか。市場では年内の利下げは2-3回との見方が浮上。そうしたなか、足元で発表されたインフレ関連指標は伸びの鈍化が鮮明となり、パウエルFRB議長は今晩の議会証言でハト派寄りに傾く可能性もある。その際には金利安を背景に主力ハイテクが買い戻され、相場をけん引する見通し。半面、JOLTS求人件数が市場の予想通り前回から減少すれば、週末の雇用統計の悪化を見込んだ売りが膨らみ指数の重石となりそうだ。 《TY》