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今日の為替市場ポイント:米国金利の先安観変わらずドル買い抑制も

2024/1/2 9:49 FISCO
*09:49JST 今日の為替市場ポイント:米国金利の先安観変わらずドル買い抑制も 12月29日のドル・円は、東京市場では141円67銭から141円14銭まで反落。欧米市場では141円91銭まで買われた後、140円80銭まで反落し、141円05銭で取引終了。本日1月2日のドル・円は主に141円を挟んだ水準で推移か。米国金利の先安観は後退していないため、目先的にリスク選好的なドル買いは抑制される可能性がある。 主要メディアの報道によると、中国の習近平国家主席は12月31日に行われたテレビ演説で「2024年は経済回復の前向きな基調を強化し、改革を深化することで長期的経済発展を維持する」との見方を伝えた。12月28日には中国人民銀行(中央銀行)が金融政策委員会会合後の声明で中国経済は回復しつつあると指摘したが、「有効需要の不足や社会的期待の弱さなどの課題に直面している」との見解を表明している。市場参加者の間からは「習国家主席の発言内容は中国人民銀行が発した声明に関連しており、有効需要を適切に創出することが2024年の中国政府の重要課題のひとつになる」と声が聞かれている。この点については金融緩和だけでなく、財政面での対応も必要となる可能性が高いとみられる。 《MK》