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後場に注目すべき3つのポイント~日銀会合の発表待ちで売買手控え

2023/12/19 12:24 FISCO
*12:24JST 後場に注目すべき3つのポイント~日銀会合の発表待ちで売買手控え 19日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は小幅反発、日銀会合の発表待ちで売買手控え ・ドル・円は急伸、日銀会合受け円売り ・値上り寄与トップは東エレク<8035>、同2位はファーストリテ<9983> ■日経平均は小幅反発、日銀会合の発表待ちで売買手控え 日経平均は小幅反発。前日比40.80円高(+0.12%)の32799.78円(出来高概算6億3300万株)で前場の取引を終えている。 18日のNY市場は上昇。ダウ平均は0.86ドル高(+0.00%)の37306.02ドル、S&P500は、21.37ポイント高(+0.45%)の4740.56ポイント、ナスダックは91.27ポイント高(+0.62%)の14905.19ポイントで取引を終了した。12月住宅市場指数の改善でソフトランディング観測が強まり、寄り付き後、上昇。エネルギーセクターや会員制倉庫型卸売・小売会社のコストコホールセールの上昇も相場を押し上げた。一部、米連邦準備制度理事会(FRB)関係者が市場の早期利下げ観測に懐疑的見方を表明したものの、金利先安感が根強くハイテクが相場を支えたほか、年末にかけたサンタクロースラリーを期待した買いで終日堅調に推移。終盤にかけダウは失速も小幅ながら連日で過去最高値を更新した。 堅調な外部環境を材料に、日経平均は反発でスタートしたが、寄り付き後は、前日終値水準を挟んでのもみ合いとなった。昼過ぎに日本銀行の金融政策決定会合の結果が伝わることから、為替市場含め、様子見ムードの強い地合いとなった。 日経平均採用銘柄では、ナスダック上昇を背景に、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>が上昇し、日経平均を70円ほど押し上げたほか、ファーストリテ<9983>も堅調。一方、USスチール買収を発表した日本製鉄<5401>は、資金負担増加が懸念されて売り優勢となった。また、和歌山の火力発電所の建設中止と報じられた関西電力<9503>も売られた。 セクターでは、保険業、食料品、その他製品、銀行業、パルプ・紙などが上昇した一方、空運業、陸運業、鉄鋼、建設業、倉庫・運輸関連などが下落した。 ランチタイムに、日銀は「大規模緩和の現状維持」を発表した。為替市場では、ドル・円が143円台まで円安ドル高が進行しており、225先物は33000円台を回復している。後場の東京市場は、円高推移で売られていた輸出関連銘柄など大型株を中心に買い優勢の展開となろう。ただ、15時30分から行われる植田和男日銀総裁の記者会見を見極めたいとするムードは引き続き強いことから、買い一巡後の日経平均は上値が重くなると想定する。 ■ドル・円は急伸、日銀会合受け円売り 19日午前の東京市場でドル・円は急伸し、142円半ばから143円70銭台まで1円あまり水準を切り上げた。日銀は現行の緩和的金融政策を維持し、政策修正期待は大幅に後退。それを受け円売り優勢の展開となり、ドルなど主要通貨を急激に押し上げた。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は142円25銭から143円77銭、ユーロ・円は155円39銭から157円00銭、ユーロ・ドルは1.0915ドルから1.0927ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・サイエンスアーツ<4412>、インフォネット<4444>など、5銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上り寄与トップは東エレク<8035>、同2位はファーストリテ<9983> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・NZ・11月貿易収支:-12.34億NZドル(10月:-17.30億NZドル←-17.09億NZドル) 【要人発言】 ・豪準備銀行(議事要旨) 「インフレは低下し続けたが、依然として高い」 「インフレを目標内に戻すため、必要なことを行う」 「今後引き締めが必要かどうかはデータと見通し、リスク評価」 <国内> ・日銀金融政策決定会合(最終日) ・15:30 植田日銀総裁会見 ・12月政府月例経済報告 <海外> 特になし 《CS》
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4412 東証グロース
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デスクレスワーカーをつなげるライブコミュニケーションプラットフォーム「Buddycom」を手掛ける。利用企業は900社超。24年4月から楽天モバイルが同製品の取り扱いを開始。広告強化で認知度向上図る。 記:2024/06/07
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時価総額 1,695百万円
商用Webサイトの構築・運用が柱。企画デザインからシステム開発、保守までの一貫展開に強み。Webサイトを構築し管理運用できる「infoCMS」主力。新規客の獲得が順調。ブランディング支援会社を買収。 記:2024/08/14
5401 東証プライム
3,125
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+12(0.39%)
時価総額 2,969,753百万円
国内最大、世界有数の製鉄会社。自動車用鋼板、電磁鋼板、高級シームレス鋼管で実績。日鉄エンジニアリングなどを傘下に収める。米鉄鋼大手USスチール買収へ。中国減速で需要や市況は伸び悩み。原材料高も響く。 記:2024/06/24
6857 東証プライム
9,447
11/22 15:30
+62(0.66%)
時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6920 東証プライム
17,280
11/22 15:30
±0(0%)
時価総額 1,629,262百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。FPD関連装置やレーザー顕微鏡なども手掛ける。High-NA向け含むACTISは引き合い旺盛。生成AI関連HBM向けは需要堅調。 記:2024/06/11
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(2.16%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9503 東証プライム
1,850
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時価総額 1,736,656百万円
関西地盤の電力会社。国内電力業界2位。発電量に占める原発依存度が高い。情報通信事業、総合不動産事業等も手掛ける。高浜原発3、4号機は運転期間延長認可。中計では26.3期経常利益3600億円以上目標。 記:2024/06/17
9983 東証プライム
49,020
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+550(1.13%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25