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前場に注目すべき3つのポイント~調整は想定内、33000円水準での底堅さを見極め~

2023/9/7 8:44 FISCO
*08:44JST 前場に注目すべき3つのポイント~調整は想定内、33000円水準での底堅さを見極め~ 7日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■調整は想定内、33000円水準での底堅さを見極め ■泉州電業、3Q営業利益 20.4%増 63.42億円 ■前場の注目材料:コマツ、180億円投じ大阪工場刷新、一貫ライン構築 ■調整は想定内、33000円水準での底堅さを見極め 7日の日本株市場は、やや売り優勢のなか、底堅さを見極める相場展開になりそうだ。6日の米国市場はNYダウが198ドル安、ナスダックは148ポイント安だった。8月の米ISM非製造業指数が想定以上に強く、年内の追加利上げ観測が再燃し、警戒感から売り優勢の流れとなった。終盤にかけては米連邦準備制度理事会(FRB)が公表した米地区連銀経済報告(ベージュブック)で、景気や雇用に鈍化の兆候が示されたため、金利の上昇が一段落し下落幅を縮めた。シカゴ日経225先物清算値は、大阪比115円安の33125円。円相場は1ドル147円60銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや売り先行で始まることになろう。米アップルは、中国政府が政府職員によるiPhoneなど海外ブランドの機器の持ち込み、使用を禁止する計画が報じられるなか、3%を超える下落となっており、アドバンテスト<6857>など指数インパクトの大きい値がさハイテク株への重荷となりそうだ。ただし、9月限の先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を控えるなか、積極的に売りを仕掛けてくる動きは限られ、日経平均の33000円水準での底堅さを見極めることになりそうだ。 日経225先物はナイトセッションで一時33010円まで売られる場面が見られたが、節目の33000円を下回らなったことから引けにかけて買い戻され、33140円で終えた。33000円を上回ってのSQが意識されるなか、売り一巡後のリバウンド狙いの動きは意識されそうである。また、日経平均は前日まで8営業日続伸だったこともあり、過熱感も意識されてきたため、調整は想定内といったところだろう。昨日までの上昇でボリンジャーバンドの+2σを越えてきたこともあり、いったんは利益確定の流れも意識されやすい水準である。ただし、+2σが位置する33150円近辺での底堅さが意識されてくるようだと、ショートカバーを誘い込む流れに向かわせる可能性は意識しておきたいところである。 SQに絡んだ限月交代に伴うロールオーバーは一巡したとみられるが、引き続き物色はインデックスに絡んだ商いが中心となろう。主力ハイテク株は売りが先行する格好となろうが、売り一巡後のリバウンド狙いのスタンス。また、高値更新で利食いが入りやすい自動車などは円安基調のなかで押し目待ち意欲は強そうだ。同様に前日に利食いの動きが目立った海運などへの押し目待ち狙いも意識されそうである。 ■楽天地、24/1上方修正 営業利益9.5億円←9.0億円 楽天地<8842>は2024年1月期業績予想の修正を発表。売上高は92.0億円から93.0億円、営業利益を9.0億円から9.5億円に上方修正した。不動産賃貸関連事業において、不動産賃貸事業では、2022年7月に営業を開始した東京楽天地浅草ビル4階のテナント「浅草横町」および2022年2月に取得した「トラビ文京白山」からの賃貸収入が期首から売上高に寄与。映画興行事業では、「名探偵コナン黒鉄の魚影(サブマリン)」「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」「THE FIRST SLAM DUNK」等の作品が好稼働した。飲食事業では、2022年12月の価格改定およびコロナ禍からの回復などから大幅に増収。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(33241.02、+204.26) ・1ドル=147.60-70円 ・米原油先物は上昇(87.54、+0.85) ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・コマツ<6301>180億円投じ大阪工場刷新、一貫ライン構築 ・DMG森精機<6141>倉敷機械を買収、横中ぐりフライス盤を追加 ・NTT<9432>NTTイノベーティブ、「光エンジン」25年投入、売上高1000億円超 ・トヨタ紡織<3116>中国子会社が新工場、85億円投じ25年生産開始 ・DMG森精機<6141>倉敷機械買収、サービス拡充で付加価値提供 ・オリンパス<7733>米子会社の電磁ナビシステム販売終了、損失500億円 ・三菱重<7011>フッ化水素プラント設計を受注 ・千代化建<6366>プラントの運用・保守提供、工事とデジタル体系化 ・大日印<7912>コンビニで顔認証決済を実証、小売店の省人化後押し ・JFE<5411>JFEスチール、EV電池格納の鋼製ケース、深絞り成形技術確立 ・AGC<5201>車載電池向け材料で生産新技術、独自の溶融法確立 ・帝人<3401>スーパー大麦、欧で拡販、伊社と契約 ・東京電力HD<9501>やまなしハイドロジェンカンパニーなどとインドネシアで水素製造 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・10:30 中川日銀審議委員あいさつ(高知、午後会見予定) <海外> ・10:30 豪・7月貿易収支(予想:+100.00億豪ドル、6月:+113.21億豪ドル) ・時間未定 中・8月輸出(前年比予想:-9.0%、7月:-14.5%) ・時間未定 中・8月輸入(前年比予想:-9.0%、7月:-12.4%) 《ST》
関連銘柄 14件
3116 東証プライム
2,273.5
5/17 15:00
+32.5(1.45%)
時価総額 426,659百万円
トヨタ系の自動車部品メーカー。シートやドアトリムなど世界有数の内装システムサプライヤー。航空機シートも。自動車生産台数の増加等で日本は黒字転換。車種構成の変化等で中国は堅調。24.3期3Qは収益伸長。 記:2024/04/09
3401 東証プライム
1,411
5/17 15:00
-25.5(-1.78%)
時価総額 279,313百万円
大手総合化学メーカー。自動車向け成形材料やアラミド繊維、炭素繊維等の高機能繊維や材料、繊維や、医薬品等を手掛ける。今期3Q累計の売上高は前年並みも、医薬品導入一時金や後発品参入等が利益に影響した。 記:2024/04/10
5201 東証プライム
5,497
5/17 15:00
-49(-0.88%)
時価総額 1,250,243百万円
世界的ガラスメーカー。建築用板ガラスや自動車用ガラスに強み。フッ素樹脂などの化学品も。新中計では26.12期に営業益2300億円が目標。24.12期は二桁営業増益を目指す。還元方針をDOE3%目安に変更。 記:2024/04/12
5411 東証プライム
2,289.5
5/17 15:00
+27.5(1.22%)
時価総額 1,406,756百万円
国内2位の鉄鋼メーカー。鋼板を中心に多数の高付加価値製品を抱え、自動車用高級鋼板に強み。鉄鋼事業は販売価格の改善やコスト削減等で増益確保。エンジニアリング事業は黒字転換。24.3期3Q累計は増益。 記:2024/02/25
6141 東証プライム
4,518
5/17 15:00
+35(0.78%)
時価総額 569,060百万円
日系4大工作機械メーカーの一角。NC旋盤・マシニングセンタでトップ級で、高生産性旋盤に定評。グローバル展開積極化。工作機械受注に占める自動化案件比率は37%。コスト構造改善効果で、23.12期は増収増益。 記:2024/02/22
6301 東証プライム
4,595
5/17 15:00
-28(-0.61%)
時価総額 4,471,606百万円
建設機械・鉱山機械で世界2位。工作機械なども。IT活用のアフターサービスに強み。24.3期3Q累計は中国の建機需要が冴えず。だが北米や中南米で鉱山機械が堅調。円安も効いて増収増益に。配当性向4割以上目安。 記:2024/04/12
6366 東証スタンダード
349
5/17 15:00
-5(-1.41%)
時価総額 90,853百万円
プラントエンジニアリング大手。LNG、石油、医薬、環境関連のプラント建設や社会インフラ設計などを展開。LNGプラントで競争力を発揮。トヨタと大規模水電解システムを開発。遂行中案件進捗し3Q累計は増収増益。 記:2024/02/22
6857 東証プライム
5,540
5/17 15:00
+23(0.42%)
時価総額 4,244,576百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
7011 東証プライム
1,370.5
5/17 15:00
+24.5(1.82%)
時価総額 4,623,585百万円
国内最大の総合重機械メーカー。火力発電プラントで世界トップクラス。造船事業や米ボーイング向け機体製造等も。エナジー部門は受注好調。原子力発電システムの受注増などが寄与。24.3期3Q累計は大幅増益。 記:2024/04/08
7733 東証プライム
2,541.5
5/17 15:00
+56(2.25%)
時価総額 3,268,095百万円
内視鏡世界首位。消化器内視鏡で世界シェア7割。外科用も手掛け、顕微鏡、非破壊検装置も展開。ソニーと医療分野での協業を強化。キヤノンメディカルシステムズとは超音波内視鏡システムで協業。3Q累計は増収確保。 記:2024/02/14
7912 東証プライム
4,779
5/17 15:00
+47(0.99%)
時価総額 1,516,090百万円
大手印刷会社。印刷や加工技術を基に、出版やイメージング、マーケティング、セキュリティ、パッケージ、高機能材などを展開。UBEと合弁会社設立し、材料分析分野での協業を推進。注力事業好調で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/10
8842 東証プライム
6,710
4/1 15:00
±0(0%)
時価総額 43,689百万円
阪急阪神東宝グループの不動産会社。錦糸町や浅草で映画館、温浴施設、フットサル施設、飲食店などを展開。娯楽サービス関連事業は収益伸長。24.1期3Qは2桁営業増益。東宝のTOBは成立、同社株は上場廃止予定。 記:2024/02/03
9432 東証プライム
151.8
5/17 15:00
-2.2(-1.43%)
時価総額 13,745,538百万円
国内最大の通信会社。傘下にNTT東西、NTTドコモ、NTTデータなど。グローバル事業を強化。総合ICT事業は増収。通信端末機器販売収入、システムインテグレーションサービス収入が増加。24.3期3Qは増収。 記:2024/04/14
952
5/17 15:00
+17(1.82%)
時価総額 1,529,881百万円
電力事業を行う東京電力グループの事業持株会社。福島第一原発の廃炉作業や賠償・除染事業に重点。フュエル&パワー部門は黒字転換。燃料費調整制度の期ずれの影響が好転。営業費用減少。24.3期3Qは黒字転換。 記:2024/02/25