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前場に注目すべき3つのポイント~ニデックが指数を下支え~

2023/7/21 8:37 FISCO
*08:37JST 前場に注目すべき3つのポイント~ニデックが指数を下支え~ 21日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■ニデックが指数を下支え ■ニデック、1Q営業利益 34.7%増 601億円 ■前場の注目材料:AGC、反射防止フィルム開発、明所でも高コントラスト ■ニデックが指数を下支え 21日の日本株市場は、米ハイテク株安が重荷になりそうだ。20日の米国市場は、NYダウが163ドル高、ナスダックは294ポイント安だった。週次失業保険申請件数が2カ月ぶりの低水準となるなど労働市場は依然強く、景気見通しの改善期待から買い先行。景気後退を回避することが可能との楽観的見方や予想を上回る決算を発表したジョンソン・エンド・ジョンソンが買われ、NYダウは終日堅調に推移した。一方で、テスラが大きく下げたことがハイテク株への重荷となり、ナスダックは下落。シカゴ日経225先物清算値は、日中大阪比80円安の32330円。円相場は1ドル140円00銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや利食い先行で始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時32230円まで売られる場面が見られた。テスラの下落については前日の時間外取引での弱い値動きから織り込まれているだろうが、他のハイテク株へ売りが波及していたこともあり、日経平均は昨日の大幅な下げに対する自律反発が意識されるものの、大きなリバウンドは期待しづらいだろう。 また、ニデック<6594>の決算が予想を上回ったこともあり、指数の下支えとなることが期待される。一方でディスコ<6146>の上期計画はコンセンサスを下回っており、ニデックの効果も限られそうである。来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)、日銀の金融政策決定会合を控えていることもあり、全体としてはこう着感の強い相場展開が見込まれそうだ。 そのため、物色としては前日の大幅な下げに対する自律反発を期待しつつも、ハイテク株の重さが意識されてくるようだと、内需系にシフトしやすい。米金融株が買われていることもあり、メガバンクなどへの波及がありそうだ。また、円相場は1ドル140円台を回復してきたこともあり、自動車など輸出関連の一角には買いが意識されそうである。そのほかは、個別に材料の出ている銘柄のほか、テーマ性のある銘柄への短期的な値幅取り狙いの商いが中心になろう。 ■ニデック、1Q営業利益 34.7%増 601億円 ニデック<6594>が発表した2024年3月期第1四半期業績は、売上高が前年同期比4.8%増の5660.55億円、営業利益は同34.7%増の601.52億円だった。前年同期は営業赤字だったEV向け部品を含む車載事業は、製品構成の変化や固定費削減などで3四半期ぶりに黒字になった。一方、中国のEV市場の台数成長率は鈍化したとしている。 ■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(35225.18、+163.97) ・1ドル=139.90-00円 ・米原油先物は上昇(75.65、+0.36) ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・AGC<5201>反射防止フィルム開発、明所でも高コントラスト ・そーせい<4565>スイス製薬企業の日本・アジア事業を650億円で買収 ・NTT<9432>NTT東など3者、ベニザケの陸上養殖に成功、福島で試験販売 ・三井物産<8031>長谷工コーポなど7社、サーモン陸上養殖のFRDに210億円出資 ・中部電力<9502>JERA、サウジファンドとグリーン水素生産で覚書 ・リネットジャパンG<3556>グループ会社が豊通と、プラ玩具回収・再資源化、愛知で小売りと連携 ・トヨタ自<7203>調達価格引き上げ、下期も取引先支援 ・日産自<7201>テスラの充電規格採用、米・カナダ向けEV対象 ・三菱ケミG<4188>UAE社とPP製造調査、CO2・グリーン水素由来 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 6月全国消費者物価指数(生鮮食品除く)(前年比予想:+3.3%、5月:+3.2%) <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 11件
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時価総額 3,946百万円
ネット中古書店と小型家電リサイクルを運営。自治体と組み、PCやスマホ、タブレットなど小型家電の回収等を行う。M&Aでソーシャルケア事業を強化。国内Re事業は売上が大幅増。23.9期通期は2桁増収。 記:2024/02/24
4188 東証プライム
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時価総額 1,228,227百万円
国内最大の総合化学メーカー。アクリル樹脂原料や炭素繊維、光学用フィルムに強み。24.3期3Q累計は石化製品の需要が振るわず。だが産業ガスや医薬品が好調。減損損失減少も利益に効く。通期最終増益・増配を計画。 記:2024/02/14
4565 東証プライム
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バイオ創薬ベンチャー。膜たんぱく「GPCR」の解析技術に強み。15年買収の英国ヘプタレス社が収益の柱。契約一時金及びマイルストン収入は伸び悩む。23.12期通期は医薬品販売が増収。M&A効果等が寄与。 記:2024/02/13
5201 東証プライム
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時価総額 1,250,243百万円
世界的ガラスメーカー。建築用板ガラスや自動車用ガラスに強み。フッ素樹脂などの化学品も。新中計では26.12期に営業益2300億円が目標。24.12期は二桁営業増益を目指す。還元方針をDOE3%目安に変更。 記:2024/04/12
6146 東証プライム
56,060
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時価総額 6,072,251百万円
国内最大の半導体用組立装置メーカー。半導体をウェーハから切断するダイサやウェーハを薄く研削するグラインダを手掛け、ダイサーは世界シェア8割。純水リサイクル装置も展開。研究開発費増加し、3Q累計は一服。 記:2024/02/22
6594 東証プライム
7,327
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時価総額 4,368,973百万円
世界最大の総合モーターメーカー。HDDや車載、家電・産業向けモーターに加え、機器装置や電子・光学部品を展開。精密小型モータは売価改善等で増益。24.3期3Qは2桁増益。水冷モジュールの生産能力を拡大。 記:2024/04/16
7201 東証プライム
552.1
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-2.9(-0.52%)
時価総額 2,330,257百万円
自動車大手。仏ルノー、三菱自と3社連合を形成。EV展開で先行。24.3期3Q累計は中国の競争激化。だが半導体不足解消を受けて中国以外で販売を伸ばす。値上げ効果も出て増収増益に。ホンダとEV分野で提携検討。 記:2024/04/12
7203 東証プライム
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時価総額 56,058,295百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
8031 東証プライム
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時価総額 12,688,777百万円
大手総合商社。鉄鉱石や原油・LNGなど資源分野に強み。ペルーの鉱山機械販売・サービス会社コマツ・マイニング・コープ・ペルーの株式を取得。エネルギーと金属資源セグメントが伸び悩み、3Q累計は利益足踏み。 記:2024/02/04
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時価総額 13,745,538百万円
国内最大の通信会社。傘下にNTT東西、NTTドコモ、NTTデータなど。グローバル事業を強化。総合ICT事業は増収。通信端末機器販売収入、システムインテグレーションサービス収入が増加。24.3期3Qは増収。 記:2024/04/14
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時価総額 1,479,237百万円
東海4県と長野県を管轄する電力会社。ガス小売も。再エネや海外M&Aを推進。火力発電は東電と合弁で行う。24.3期3Q累計は電源調達価格低下で期ズレ差益が拡大。持分法損益も急改善。通期大幅増益・増配を計画。 記:2024/02/07