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前場に注目すべき3つのポイント~利食い優勢も値がさハイテク株が日経平均を下支えする流れ~

2023/5/31 8:35 FISCO
*08:35JST 前場に注目すべき3つのポイント~利食い優勢も値がさハイテク株が日経平均を下支えする流れ~ 31日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■利食い優勢も値がさハイテク株が日経平均を下支えする流れ ■四国電力、24/3 業績予想 営業利益350億円 ■前場の注目材料:日野自、三菱ふそうと、24年末めど統合、水素技術など協業加速 ■利食い優勢も値がさハイテク株が日経平均を下支えする流れ 31日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開になりそうだ。ただし、押し目待ち狙いの買い意欲は強いほか、引き続き買い戻しの動きなども入りやすいと考えられ、底堅さは意識されやすいだろう。30日の米国市場はNYダウが50ドル安、ナスダックは41ポイント高とまちまちの展開。バイデン大統領とマッカーシー下院議長が債務上限の一時停止で合意したことを受け買いが先行したが、合意案に一部議員の反対が予想されていることから、議会採決の行方に対する警戒感が相場の重石となった。シカゴ日経225先物は大阪比235円安の31145円。円相場は1ドル139円70銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売り先行の展開から始まりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時31060円まで売られる場面も見られており、31000円での攻防が意識されやすい。ただし、合意案に一部議員の反対が出ることは予想されているほか、米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ継続観測も高まっていることから、慎重姿勢につながりやすいところである。それ故に日本株への海外ファンドなどの資金流入は継続すると考えられ、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうだ。 また、米国では引き続きハイテク株の強い値動きが目立っており、エヌビディアが最高値を更新したほか、アップルなど大型テック株なども買われていることから、東京市場においても指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均を下支えする流れは意識されやすいだろう。アドバンテスト<6857>は連日で最高値を更新しており、パフォーマンスを狙った海外勢の資金が向かいやすい需給状況である。 また、短期的にはショートが入りやすいだろうが、前日の値動きを見ても、売り一巡後の底堅さから、その後のショートカバーに向かわせていた。ダブルインバースの建玉が積み上がっているなか、潜在的なショートカバーが相場を押し上げる需給でもある。現状は主力大型株主導の相場展開ではあるものの、先高観が継続するなか、次第に中小型株への出遅れ修正も見られてきそうだ。また、テーマ株としては、生成AI関連への物色に期待。急伸する銘柄へは利食いが入りやすいなか、出遅れている生成AI関連へは思惑的な買いが向かいやすいだろう。 ■四国電力、24/3 業績予想 営業利益350億円 四国電力<9507>は未定としていた2024年3月期業績予想を発表。売上高は前期比5%増の8750億円、営業損益は350億円の黒字(前期は122.85億円の赤字)を見込んでいる。家庭向け電気料金を引き上げることで、3期ぶりの営業黒字となる。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(31328.16、+94.62) ・ナスダック総合指数は上昇(13017.43、+41.74) ・SOX指数は上昇(3549.39、+3.72) ・VIX指数は横ばい(17.46、+0.00) ・米長期金利は低下 ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・日野自<7205>三菱ふそうと、24年末めど統合、水素技術など協業加速 ・Jパワー<9513>東京電力HDなど5社と次世代風車を海上で実証、32年商用化目指す ・富士電機<6504>SiCパワー半導体を生産増強、26年度に50倍に引き上げ ・東海理化<6995>半導体の外販本格化、30年度売上高50億円へ ・ジャパンディスプレイ<6740>有機ELディスプレー事業を10億円で取得、JOLEDから ・三菱商事<8058>きらぼしFGと提携、埋込型金融サービス支援 ・住友商事<8053>米CO2回収企業に出資、直接回収技術を活用 ・Sansan<4443>決済事業参入、法人クレカ提供 ・NITTAN<6493>工場向けバルブなど新部品量産、2工場に設備導入 ・サイバーダイン<7779>日米で個人向け医療サービス拡大、通期売上高39%増狙う ・東急<9005>東急不と「渋谷再開発」第2段階発表、駅周辺の商業施設、来年開業 ・東レ<3402>愛知医大と、ALS新薬候補の薬効評価・予測技術を確立 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 4月鉱工業生産指数速報値(前月比予想:+1.4%、3月:+1.1%) <海外> ・10:30 中・5月製造業PMI(予想:49.5、4月:49.2) ・10:30 中・5月非製造業PMI(予想:55.2、4月:56.4) ・10:30 豪・4月消費者物価指数(前年比予想:+6.4%、3月:+6.3%) 《ST》
関連銘柄 14件
3402 東証プライム
935
11/22 15:30
+13.1(1.42%)
時価総額 1,525,435百万円
総合素材メーカー。1926年創業。繊維事業や機能化成品事業、炭素繊維複合材料事業、水処理事業、医薬事業等を展開。炭素繊維で世界トップシェア。繊維は産業用途が回復傾向。26.3期売上高2兆8000億円目標。 記:2024/06/18
4443 東証プライム
2,016
11/22 15:30
+47(2.39%)
時価総額 254,238百万円
営業DXサービス「Sansan」、インボイス管理サービス「Bill One」等を手掛ける。Sansanは契約件数が9400件超。Bill Oneの有料契約件数は2600件超。Bill Oneは高成長続く。 記:2024/06/07
6493 東証スタンダード
245
11/22 15:30
-1(-0.41%)
時価総額 7,100百万円
四輪車用エンジンバルブなど小型エンジンバルブ部門が主力。船舶用エンジンバルブ、精密鍛造歯車、オートマチックトランスミッション用部品等も。神奈川県秦野市に本社。高付加価値の新製品開発などに取り組む。 記:2024/10/04
6504 東証プライム
8,551
11/22 15:30
+65(0.77%)
時価総額 1,276,639百万円
大手総合電機。1923年創業。駆動制御機器や電源機器、計測機器、監視制御システム、半導体等を手掛ける。地熱発電設備、非鉄金属向け大容量変圧整流器等で世界トップシェア。新製品投入など成長戦略の推進図る。 記:2024/07/28
6740 東証プライム
20
11/22 15:30
+1(5.26%)
時価総額 77,608百万円
ディスプレイデバイスメーカー。自動車用ディスプレイの車載向けが主力。スマートウォッチやVR機器等の民生機器用ディスプレイ、医療用モニター等も。eLEAP、HMO、メタバースなどを成長ドライバーに位置付け。 記:2024/10/20
6857 東証プライム
9,447
11/22 15:30
+62(0.66%)
時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6995 東証プライム
2,109
11/22 15:30
+5(0.24%)
時価総額 198,740百万円
自動車部品メーカー。自動車向け各種スイッチやスマートキー、シフトレバー等の製造・販売を行う。レバーコンビネーションスイッチ等で世界シェアトップクラス。配当性向30%目安。シフトバイワイヤシフター等を拡販。 記:2024/06/17
7205 東証プライム
408.5
11/22 15:30
+1.1(0.27%)
時価総額 234,716百万円
トラック・バスメーカー。大型や中型、小型のトラック、観光バスや路面バスを製造、販売する。ディーゼルエンジンや自動車部品も提供する。トヨタの連結子会社。国内販売台数が増加。海外低調も価格改定進める。 記:2024/07/25
7779 東証グロース
188
11/22 15:30
-2(-1.05%)
時価総額 40,447百万円
世界初の装着型サイボーグ「HAL」が主力製品。筑波大学発のベンチャーとして2004年に設立。茨城県つくば市に本社。清掃ロボット、搬送ロボット等も。HAL腰タイプ介護・自立支援用は990台超が稼働中。 記:2024/09/02
8053 東証プライム
3,282
11/22 15:30
+45(1.39%)
時価総額 3,974,827百万円
総合商社大手。1919年設立。メディアなどの非資源に強み。SCSK、食品スーパーのサミットなどを傘下に持つ。中計では27.3期純利益6500億円目標。鉄鋼事業では米国、鉄鋼GX等の新領域での事業拡大図る。 記:2024/06/09
8058 東証プライム
2,646.5
11/22 15:30
+0.5(0.02%)
時価総額 11,059,771百万円
大手総合商社。原料炭や銅、液化天然ガスなど資源分野で世界有数の優良権益を有す。非資源分野は食品卸売に強み。自動車・モビリティ、複合都市開発等も。総還元性向40%程度目処。LNG事業の拡張などを図る。 記:2024/07/07
9005 東証プライム
1,869
11/22 15:30
-12.5(-0.66%)
時価総額 1,167,882百万円
私鉄大手。1922年設立。交通事業、不動産事業、生活サービス事業、ホテル・リゾート事業を展開。東急電鉄、東急プロパティマネジメント、東急百貨店等を傘下に持つ。不動産販売事業の拡大、海外事業の継続を推進。 記:2024/10/09
9507 東証プライム
1,233.5
11/22 15:30
-9.5(-0.76%)
時価総額 255,986百万円
四国地盤の電力会社。原子力発電、火力発電が軸。情報通信事業、建設・エンジニアリング事業、アグリ事業等も展開。香川県高松市に本社。26.3期経常利益400億円以上目標。電源の低炭素化・脱炭素化の推進図る。 記:2024/10/29
9513 東証プライム
2,564.5
11/22 15:30
+19.5(0.77%)
時価総額 469,434百万円
電力会社への電力供給等を行う電力会社。大規模石炭火力発電所や大規模水力発電所等を手掛ける。風力発電所の建設で国内トップレベルの実績。中期経営計画では27.3期経常利益900億円程度、ROE5%程度目標。 記:2024/06/04