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前場に注目すべき3つのポイント~次のターゲットは昨年8月高値29222円辺りが意識されてくる~

2023/5/1 8:37 FISCO
*08:37JST 前場に注目すべき3つのポイント~次のターゲットは昨年8月高値29222円辺りが意識されてくる~ 5月1日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:次のターゲットは昨年8月高値29222円辺りが意識されてくる ■信越化、23/3営業利益 47.6%増 9982億円 ■前場の注目材料:三井物産、来春にも創薬新興にスパコン提供、開発期間短縮支援 ■次のターゲットは昨年8月高値29222円辺りが意識されてくる 1日の日本株市場は、買い一巡後はこう着感が強まるものの、底堅い相場展開が継続しそうだ。4月28日の米国市場はNYダウが272ドル高だった。PCEコア価格や雇用コスト指数が根強いインフレを示唆したため、金利高を警戒した売りが先行した。ただし、4月のシカゴ購買部協会景気指数(PMI)が予想を上回ったほか、4月のミシガン大学消費者態度指数(確定値)も前月から改善するなか、リセッション懸念が後退し、上昇に転じた。また、地銀のファースト・リパブリック・バンクは再び急落となったが、地銀セクターは全般的に強く、金融システム全体への波及懸念も後退し、買い安心感につながった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比195円高の29065円。円相場は1ドル136円20銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、ギャップスタートが見込まれる。日経225先物はナイトセッションで一時29090円まで買われた。今週は大型連休の谷間で本日と明日の2営業日となるため商いは膨らまず、買い一巡後は次第にこう着感が強まることになりそうだ。ただし、前週末の日経平均は400円近い上昇で年初来高値を更新した。日銀の金融政策決定会合の結果を受けて先物主導でショートカバーが強まった。日銀会合通過によるショートカバーは一巡したであろうが、日本が休日となる2-3日に米国では連邦公開市場委員会(FOMC)が開催される。イベント通過後のアク抜けが意識されやすく、売り方にとっては、ヘッジの動きをみせてきそうだ。 日経平均はシカゴ先物にサヤ寄せする格好から節目の29000円回復が見込まれ、買い一巡後は29000円処での底堅さを見極めることになろう。目先的な達成感から利益確定に向かいやすいものの、ショートを仕掛けてくる局面においては、押し目狙いのスタンスとなろう。次のターゲットは昨年8月17日の高値29222円辺りが意識されやすく、これをクリアしてくるようだと、節目の3万円が射程に入ってきそうだ。また、短期的には過熱感が警戒されやすい面はあろうが、ボリンジャーバンドの+2σが29030円辺りに位置している。この水準で強弱感は対立しそうだが、明確に上放れるようだと、+3σが位置する29460円辺りが意識されてくるだろう。 もっとも、市場参加者が限られるなか、積極的な売買は手控えられるため、決算を手掛かりとした日替わり的な物色に向かわせそうだ。なお、28日の取引終了後に決算を発表したところでは、パスコ<9232>、日本電設<1950>、日ギア<6356>、三菱電<6503>、中村超硬<6166>、イトヨーギョ<5287>、インフォMT<2492>、ギックス<9219>、大興電通<8023>、コマツ<6301>、NEC<6701>などが注目されそうだ。 ■信越化、23/3営業利益 47.6%増 9982億円 信越化<4063>が発表した2023年3月期業績は、売上高が前期比35.4%増の2兆8088.24億円、営業利益は同47.6%増の9982.02億円だった。塩化ビニルに関しては、世界的な景気後退の様相が市況に表れたが、2022年末に底打ちした。電子材料事業においては、半導体材料は全体として年度前半の業績に支えられた。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(28856.44、+398.76) ・NYダウは上昇(34098.16、+272.00) ・ナスダック総合指数は上昇(12226.58、+84.35) ・シカゴ日経先物は上昇(29065、大阪比+195) ・1ドル=136.20-30円 ・SOX指数は上昇(2994.97、+53.38) ・VIX指数は低下(15.78、-1.25) ・米原油先物は上昇(76.78、+2.02) ・米長期金利は低下 ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・コロナ後の人流再開 ・三井物産<8031>来春にも創薬新興にスパコン提供、開発期間短縮支援 ・JUKI<6440>ベトナムに新工場、工業用ミシンの生産能力倍増 ・トヨタ<7203>グループのダイハツ、側面衝突試験で不正、トヨタG、再発防止に全力 ・富士フイルム<4901>45億円投じ、欧の半導体材料増強 ・商船三井<9104>三井海洋開発に128億円出資、FPSOリース強化 ・NTT<9432>強靱なネットワーク実現へ1600億円投資 ・三菱倉庫<9301>米英の医薬・ヘルスケア物流グループ4社買収 ・ジャノメ<6445>自動ネジ供給機開発、産業機器製品を充実 ・酒井重<6358>米にブレーキ付き大型ローラー投入へ、高付加価値で差別化 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 21件
1950 東証プライム
1,810
11/22 15:30
+14(0.78%)
時価総額 111,382百万円
鉄道電気工事会社。一般電気工事、情報通信工事、環境エネルギー工事等も。高輪ゲートウェイ駅などで施工実績。JR東日本の持分法適用関連会社。JR各社からの受注拡大に注力。27.3期営業利益153億円目標。 記:2024/08/12
2492 東証プライム
288
11/22 15:30
+7(2.49%)
時価総額 74,716百万円
外食業界中心に、見積や受注、納品、請求、入金等のBtoBプラットフォームを提供。利用企業数は104万社超。FOOD事業は卸売企業向けサービスが順調。中期経営計画では26.12期売上高200億円目標。 記:2024/06/24
4063 東証プライム
5,649
11/22 15:30
+53(0.95%)
時価総額 11,307,558百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。1926年設立。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英などで世界トップシェア。海外売上比率が高い。先端露光材料の新拠点建設推進。機能材料事業は高機能性製品の販売に注力。 記:2024/10/28
3,265
11/22 15:30
+43(1.33%)
時価総額 4,061,258百万円
富士フイルムを中核とする持株会社。メディカルシステムや電子材料、オフィスソリューション、デジカメを手掛ける。医用画像情報システムで世界トップシェア。配当性向30%目安。27.3期営業利益3600億円目標。 記:2024/07/08
5287 東証スタンダード
481
11/22 14:46
+3(0.63%)
時価総額 1,716百万円
道路・上下水道向けコンクリ二次製品の製造・販売を行う。空調設備中心の建築設備関連機器の販売・施工・メンテナンス、不動産賃貸も手掛ける。中計では27.3期経常利益2億円目標。新規事業分野の開拓等に取り組む。 記:2024/10/20
6166 東証グロース
400
11/22 15:30
-7(-1.72%)
時価総額 4,408百万円
化学繊維用紡糸ノズル事業が主力。耐摩耗部品などの特殊精密機器事業、半導体・難削材向けダイヤモンドワイヤの製造・販売等も。25.3期は増収計画。特殊精密機器事業では自動車部品メーカーからの受注拡大図る。 記:2024/06/28
6301 東証プライム
4,116
11/22 15:30
+67(1.65%)
時価総額 4,008,206百万円
世界2位の総合建設機械メーカー。1921年設立。自動車産業向け大型プレスなど産業機械も。エンジンなどは国内で自社開発。海外売上比率は8割超。配当性向40%以上目安。坑内掘りハードロック事業の拡大図る。 記:2024/10/07
6356 東証スタンダード
471
11/22 15:30
-2(-0.42%)
時価総額 6,726百万円
1938年創業の歯車製品メーカー。バルブアクチュエータ、ジャッキなどが主要製品。国内原子力発電所のバルブアクチュエータで高シェア。製品の多くを国内自社工場で生産。海外顧客開拓、新商品開発などに注力。 記:2024/08/09
6358 東証プライム
2,389
11/22 15:30
-1(-0.04%)
時価総額 21,133百万円
1918年創業の道路建設機械メーカー。ロードローラで国内トップシェア。路面切削機、散水車等も手掛ける。締固め技術に強み。ユアサ商事などが主要取引先。高付加価値化等による収益構造改革、アジア市場の深耕図る。 記:2024/10/04
6440 東証プライム
406
11/22 15:30
+3(0.74%)
時価総額 12,129百万円
工業用ミシン、家庭用ミシンなどの縫製機器&システム事業が主力。工業用ミシンで世界トップシェア。チップマウンタなどの産業装置等も手掛ける。産業装置では営業体制の強化により、高速機需要の取り込みを図る。 記:2024/07/02
6445 東証プライム
1,032
11/22 15:30
+10(0.98%)
時価総額 20,146百万円
家庭用ミシンメーカー。1921年創業。家庭用ミシン、卓上ロボットで国内トップシェア。ソフトウェア開発等のIT関連事業も。海外売上高比率は7割超。家庭用機器事業では学校教育向けサービスの拡充などに注力。 記:2024/06/18
6503 東証プライム
2,584
11/22 15:30
-16(-0.62%)
時価総額 5,460,514百万円
総合電機メーカー大手。FAシステムや自動車機器のインダストリー・モビリティ部門、ビルシステムや空調・家電のライフ部門が柱。重電システム、人工衛星等も。インフラ部門では防衛・宇宙事業等にリソース投入。 記:2024/10/07
6701 東証プライム
12,265
11/22 15:30
-5(-0.04%)
時価総額 3,346,505百万円
大手ITサービス会社。1899年設立。システム構築等のITサービス事業、ネットワークインフラ等の社会インフラ事業が柱。顔・虹彩などの生体認証に強み。クラウド、モダナイゼーション、生成AIなどの強化図る。 記:2024/08/10
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(-0.37%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
8023 東証スタンダード
830
11/22 15:30
+16(1.97%)
時価総額 11,510百万円
システム・ソフトウェア開発、情報通信機器・設備の工事及び保守等を行うソリューションサービス部門が主力。情報端末、サーバー機器等の販売も。富士通との連携強化により、新規商談や既存顧客向け受注の拡大図る。 記:2024/10/08
8031 東証プライム
3,305
11/22 15:30
+35(1.07%)
時価総額 10,005,514百万円
大手総合商社。鉄鉱石や原油・LNGなど資源分野に強み。機械・インフラ、化学品、生活産業などの事業を多角的に展開。インドネシアのパイトン発電事業の持分売却は完了。中計では26.3期当期利益9200億円目標。 記:2024/06/04
9104 東証プライム
5,430
11/22 15:30
-9(-0.17%)
時価総額 1,968,668百万円
海運国内2位。1884年創業。三井グループ。ドライバルク事業、エネルギー事業、製品輸送事業が柱。LNG船の所有・管理・運航で世界シェアトップクラス。配当性向30%目安。非海運事業のアセット積み増し図る。 記:2024/07/29
9219 東証グロース
893
11/22 15:30
-6(-0.67%)
時価総額 4,985百万円
データインフォームド推進企業。顧客データを活用した戦略コンサルティング等を手掛ける。JR西日本と合弁会社設立。AI整備見積りシステムの提供開始。三井不動産などと業務提携。26.6期売上高40億円目指す。 記:2024/06/17
9232 東証スタンダード
2,130
11/22 15:30
±0(0%)
時価総額 30,710百万円
航空測量大手。人工衛星や航空機、車両などの各種センサーを用いた測量・計測を手掛ける。ICT技術を活用した情報サービスを提供。親会社セコムと伊藤忠がTOB(株式公開買い付け)を実施、上場廃止へ。 記:2024/09/24
9301 東証プライム
1,071.5
11/22 15:30
+18.5(1.76%)
時価総額 85,274百万円
国内最大級の倉庫・港湾運送企業。1887年設立。倉庫、陸上運送、港湾運送のほか、不動産賃貸、マンション販売等も手掛ける。海運大手や製薬会社が主要顧客。須磨海浜水族園・海浜公園再整備事業の新規施設が稼働。 記:2024/06/04
9432 東証プライム
156
11/22 15:30
-0.9(-0.57%)
時価総額 14,125,849百万円
国内最大の通信会社。NTT東日本、NTT西日本、NTTドコモ、NTTデータグループなどを傘下に持つ。研究開発部門を有する点が特徴。データセンターを拡張。コンシューマ通信事業では顧客基盤の強化を推進。 記:2024/10/10